志津子さんから投稿頂いた「元彼を忘れられないから一人で生きてゆきます」。
本気で好きになった元彼は、長年忘れられません。
元彼は素直な性格で、変に比喩せずストレートに話す人だったから、相手の性格次第では無理な人もいたでしょう。
夢や色んな思いを話すのが好きで、興味ない話されても話に引き込まれていました。
普段のキスとセックスの時のキスが同じで、いつも舌を絡めてくるから、不用意なキスで濡れてしまうこともありました。
セックスもとても丁寧で、愛されてるのがわかりました。
前戯は丁寧な愛撫だけで15分、クンニ15分、もう、フェラする力は残らないほど全身が性感帯になります。
彼が入ってきた瞬間に逝かされていたような、そんなセックスでした。
思い切り両足を開かされて、恥ずかしいけど彼が私の中で動くと気持ちよすぎて平衡感覚を失い、身体が宙に浮きます。
髪を撫でられ、キスをしながら、全身で愛されました。
昔の元彼みたいにいろんな体位でパワフルに揺さぶるわけではなく、全身で私を包み込んで、全身で感じて、そして最後はアソコの中から脳天に快感が貫き、気を失うのです。
彼になら、どんな恥ずかしいことでも許せるほど好きでした。
2年付き合った時、元彼を両親に紹介しました。
父は、元彼のようにハッキリ物を言うタイプが嫌いで、まだ結婚するなんて言ってないのに、
「この男とは結婚させられない。別れろ・・・」
と言われ、俯く元彼にお茶を浴びせました。
黙って立ち上がり、一礼して帰る元彼に追いすがりましたが、父に引き戻されました。
今思うと、何もかも捨ててで、父を蹴り飛ばしてでも元彼を追いかければ良かったと、強く後悔しています。
もう、あんな人は二度と私の前に現れないと思いましたし、実際、現れませんでした。
今でも思い出すと、哀しくて涙が出てしまいます。
今年、姪っ子の結婚式に行ったとき、いいものだなあと思いました。
みんな嬉しそうな笑顔で、煌びやかで華やかで、幸せに満ちていました。
結局、私に結婚は縁がありませんでしたが、姪っ子には幸せになってほしいと思いました。
姪っ子と腕を組んでヴァージンロードを歩く兄を見て、私も元彼と結婚していたら、元彼は花嫁の父になってたかな・・・なんて思いました。
元彼と破局して25年、五十路になってもまだ元彼を忘れられません。
3年前、父が亡くなる少し前、
「お前が連れてきたあの男と、結婚させてやればよかったなあ・・・」
と言いましたが、あれ以降、元彼ほどの男性は現れませんでしたから、今更でした。
私は、結婚できなかったのを、どこかで父のせいにしてきたのかもしれません。
私は、元彼のことを忘れられなくても、元彼が今、どこで何してるか知りたくはありません。
ただ、幸せでいて欲しいと願うだけです。
元彼との思い出も、全て思い出したら終わりなので、なるべく思い返さないようにしています。
私はこれまでも一人で生きてきたし、これからも一人で生きてゆきます。
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コメント一覧 (7件)
泣けるお話ですね。
親父がクソだな。
親のせいで不幸になるのはやだねえ。
これは切ない。
忘れられないけど、何も知りたくないって、切なすぎるわ。
生涯未婚の方の中には、こういう悲恋を抱えている方もいらっしゃるのですね。
考えさせられます。
思い出は綺麗なまま、美化されるもの。
志津子さんは、元彼が忘れられないのではなく、元彼と過ごした幸せな日々が忘れられないのでは?
そして、それを壊した父親に対する当てつけで、生涯独身を貫くという、人生をかけた嫌がらせをしたに過ぎない。
亡くなる前に父親が反省したことで、満足できたかい?
手厳しいですな。
意地で一人でいるみたい。
素直になりなよ。