馬鹿息子さんから投稿頂いた「捨てた故郷に20年ぶりに帰郷した話」。
故郷を捨てた俺が、20年ぶりに帰省した。
「あなた、私は行かなくていいの?」
「ああ、お前はいいよ。どうせ実家には寄らないつもりだから。」
俺は単身、東京駅に向かった。
20年前、25歳だった俺は従妹との結婚を大反対された。
「お前ら、いつから付き合ってたんだっ!ばか者!」
親父と叔父にぶっ飛ばされた。
「親戚同士で男と女になるなんぞ、この恥知らず!お前なんか出ていけっ!」
そう言われて、俺は、泣いてすがる従妹に背を向け、仕事を辞めて故郷を捨てた。
しばらくは、従妹とメールで連絡を取っていたが、18年前、従妹が親の決めた相手と結婚してから、疎遠になっていった。
俺が東京の大学を出て田舎に戻った時から、従妹と親密になった。
進学で上京するときは、俺はまだ女を知らない童貞で、従妹は中学を卒業したばかりのガキだった。
戻ってきたとき、従妹は短大生で、とても美しいお嬢さんになっていた。
「ずっとお兄が好きだったんだ・・・」
と言われ、20年間守ってきた従妹の処女をもらった。
東京で女を覚えた俺は、恥ずかしがる従妹に愛の言葉を大安売りしながら愛撫すると、従妹は敏感に身体を反応させた。
そして、初々しいその股間を広げさせた。
俺の舌戯の前に無垢な股間を捧げた従妹は、次第に感じて性欲のおツユでヌメらせた。
従妹は、初めて見た肉棒の怒張に顔を引きつらせつつも、可憐な唇を開いて奉仕した。
そして、瑞々しい従妹の肉穴に欲望に猛った肉棒が挿入され、従妹の柔肉を引き裂いた。
この時、俺と従妹は永遠の愛を誓った。
この後、性を知った従妹は股間を淫液で閏わせ、肉棒を咥えこむようになっていった。
まだあどけない従妹が肉棒を幼い舌で舐め、可憐な唇で吸い込んだ。
まるで成熟した大人の女のように、淫らに反応して快感を貪るようになった。
覚えたての快楽で発情に目を潤ませ、肉棒挿入をせがむ従妹が愛しかった。
すっかりなじんだ俺と従妹は、体の相性も良く、肉棒を肉穴にあてがうとスルリと呑み込んだ。
興奮した吐息を洩らしながら腰を使う従妹の、そのあどけない表情が抜き差しのリズムに歪み、喘ぎ声が漏れた。
激しい突き上げに、従妹の身体を快感が支配していった。
そんな従妹との思い出をかみしめながら、俺は新幹線に揺られた。
東京から新幹線で2時間、トンネルに入ったときに車窓に映った俺の顔は、あの頃とすっかり変わってオヤジになっていた。
20年ぶりの故郷の駅は、懐かしく優しく俺を迎えてくれた。
用件を済ませ、街をぶらついていたら、つい、懐かしくなって実家の付近まで行ってみた。
そこには、20年前と変わらぬ風景があった。
遠くから実家を眺めると、高齢の母と義姉が洗濯物を取り込んでいた。
「みんな、年取ったなあ・・・一目見たから帰るか・・・元気でな・・・」
そう呟いて、実家に背を向けて駅に向かおうとしたら、後ろに親父が立っていた。
「寄っていかんのか?」
「ああ・・・今日は別件の用事できたんだ。それに、敷居が高えよ・・・」
「そうか・・・」
「俺が来てたことは、みんなには黙っててくれよ。」
「ああ・・・わかったよ。今度、連絡してからゆっくり来い。じゃあな・・・」
「親父も達者でな・・・」
さっぱりした親子の会話だったが、遠かった故郷が少し近くなった気がした。
帰りの新幹線でも、やっぱり従妹のことを思った。
20年会っていないが、今でも忘れられない女だ。
家に帰ると、女房が玄関まで出迎えてくれた。
女房は俺が故郷を捨てた経緯を全て知っている。
「従妹さんには、会えたの?」
「いや・・・実家の近くで親父にばったり・・・1分くらい会話して、それだけ・・・」
「本当に実家に寄らずに来たの?」
「ああ・・・用件だけ済ませて、寄らなかった・・・」
「まあ・・・」
そう言いながら、俺の上着を脱がせてハンガーにかけて、哀しそうに微笑んだ。
そして、後ろから俺を抱きしめ、
「あなたには私がいるから・・・」
と言った。
俺は振り向いて、そっと唇を重ねた。
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コメント一覧 (5件)
ええ話や
ホロってさせる話ですなあ。
なんか、すごく悲しい話だよね❗️。人の人生において、故郷を捨てるのは、すごく勇気のいることなんだよね❗️。そして、二度と故郷に戻らない人も要れば、戻る人も居るからね、でも、旦那さんのこの人生をなぜ奥さんが知っているのかな❓️。そこがわからないけどね❗️❓️。これからは奥さんが旦那さんを大切にしていつまでも幸せになってほしいですね❤️❗️。
親父さんの中にも少なからず「頭ごなしに2人の関係を否定しすぎた」っていう後悔の念があったのかもしれないな。
エエ話やん