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タバコヌード

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超三流写真家さんから投稿頂いた「タバコヌード」。

1979年……僕、某谷はK校一年生でした。

  ○

春、僕はK校入学祝いのお金で、初めて自分のカメラを買いました。
まだ今のように、カメラが何気なしに誰にでも持ち歩ける時代ではなく、写真はけっこう高くつく趣味でした。

写真は好きだけど、ずっと父親のカメラを借りていたので、自分のカメラが持てたのはすごく嬉しかったです。
もっとも、そのカメラは質屋さんのショーウインドーで見つけた中古品でした。
だけど外国製で、フィルムが2倍に使えるハーフサイズのカメラでした。

   ○

新緑がまぶしい晴れた休日、僕はカメラを持って近くの公園に出かけました。

夏休みを前に、カメラに慣れておこうと思ったのです。試しに、リバーサルカラーフィルムを入れました。

スライドに使うフィルムで、父親が撮ったのを見ると、光に透かせたフィルムの色がたまらなくキレイなんです。

(やっぱり、まず花だな) とカメラを花だんに向けて、ピントだの露出だのを調節していると、
「某谷のお兄ちゃん、何撮ってるのー?」声がしました。それは近所のS学生よし子でした。僕はファインダーをのぞいたまま、
「キレイな花を撮ってるんだよ。」とシャッターを押して振り向きました。

「お前、何やってんだよ……」僕は驚きました。よし子のヤツ、タバコをくわえていたんです。「S4がタバコなんかクチにしたらダメだろ!」
ところがよし子は笑ってます。
「だけど、このタバコお兄ちゃんのバッグの中にあったんだよ。」
「お前、勝手に人のバッグをあさるなよ……」と僕は困惑しつつ、よし子のこんなワルさが可愛くてたまりませんでした。

「ね、」よし子は僕にすり寄って来ました。「(タバコに)火、つけてよ。」
「お前なぁ……」と言いながら、僕はポケットからマッチを出して擦りました。

「グホッ!…… ゴホッ!、ゴホゴホゴホ……」
「お前なぁ、いきなり煙吸い込むなよ……」

僕が心配したのは最初だけでした。よし子はそれからは、いい雰囲気でタバコを吹かしはじめたのです。

カチャッ! ジージージー カチャッ!

「えーっ?」よし子は僕がカメラを向けてることに気づきました。「何撮ってるのよ。」
「ふふふ、不良女子S学生よし子の特ダネだ!」
「てめえ……」よし子はくわえタバコでしゃがんで、僕を上目遣いでにらみながら言いました。「アタシを○△S学校イチのワルと知ってのロウゼキか?」

その表情も、僕は速攻でカメラにおさめました。「よし子みたいな可愛い女の子が、タバコ吸ってるのって、何かいいな。」
「そうなの?」よし子はもとの顔に戻りました。「私にはわからないから、またその写真見せてね。」

僕は、ふと言葉に出してしまいました。
「よし子、ヌード写真撮らせてくれないか?」

僕は、母親が読んでた女性雑誌の写真特集を思い出したのです。それは「進級祝い」と題された、女子S学生各学年の子のヌード写真でした。
ヌード写真と言えばオトナのオンナのものだと思ってた僕に、可憐な女の子たちのヌードはすごく美しく目に飛びこんで来たのです。
僕はそんな写真を、よし子で撮ってみたくなったのです。

「いーよ。」よし子はすんなり言いました。「私、そういうのあこがれてたから。」

僕はよし子をあまり人が来ない、石垣の上に連れていきました。

よし子は、ためらう事なくスルスルと服を……パンティーまで脱いでオールヌードになりました。

「ちょっと待って、全部脱ぐの?」
「だって私、ボイン(おっぱい)には自身あるもん!」

   ○

それから数日後、僕は写真屋さんに行きました。あのフィルムを受け取りにいったのです。
「はい」写真屋のオヤジは、仕上がったフィルムの入った封筒を出しました。
「……円です。」と言われて、お金を出したときオヤジは
「ちょっと」と若い店員を呼び、店番を代わらせて「こちらへ来ていただけますか?」と僕を店の奥へ連れて行きました。

店の奥の、フィルムを現像するタンクや引き伸ばし器が無造作に置かれたテーブルに、フィルムをチェックする白い光が出る台がありました。
オヤジはその上に、僕のフィルムを広げて置きました。今で言うサムネイルのように、撮影した写真が光を透かせて現れました。

僕は、そのフィルムをひと目見て、ほぼ「ヌード」しか写っていないのを感じました。
(やばい、検閲にひっかかったかな?)
写真屋さんから写真を受けとると、その封筒やフィルム入れの中に「公序良俗に反する写真はお受け出来ません」云々と書いてあります。
僕はそれが怖くて、よし子を撮る時、よし子が脱いでしまったパンティーは はかせて撮ったのです。

オヤジは言いました。「こんな写真は、困りますねぇ……」
僕は「すみません、もうこんなの撮りませんから……」と言いました。するとオヤジは、
「いや、それはまた困りますね……」と言うのです。

「このフィルム見て、幼い女の子の豊かな乳房に、自分は年ガイもなく勃起しましてねぇ…… これ、誰にも見せないから自分用にプリントしても良いですかねぇ……」
「はい……」
「特に、この最後の数コマが良いですなぁ…… こんな可愛い女の子が、裸でタバコを手にしてるなんて。」

僕は思い出しました。最後の数枚を撮るとき、よし子にタバコを持たせたり くわえさせたりして撮影したのです。
それはヌードを撮っているうちに、夜更けのテレビ映画で娼婦が裸でタバコを吸うシーンがあったのを思い出したのです。

「この……」オヤジは続けました。「タバコを吸う少女のエロティシズム……」

オヤジはニヤニヤと、僕の方を見て言いました。

「この女の子の、まっ裸は撮れますかな?」

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