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もう二度と会えない元カノへの思いにケジメをつけて

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元彼さんから投稿頂いた「もう二度と会えない元カノへの思いにケジメをつけて」。

交際も2年を過ぎると倦怠期になってきて、そこに転勤が重なってしまいました。
転勤で会える日が激減したら、お互い他に気になる人ができて、二人でいるのが辛くなりました。
二人で話し合って、少し距離置くだけでよかったかもしれないのに、喧嘩別れしてしまいました。

それまで、ずっと仲良く付き合ってきて、結婚も考えてた元カノでした。

別れてからも、一度だけでもいいから、会ってみたいと思っていました。
恋人時代、身体の隅々まで触れ合って、全てを晒して、それはもう飽きるくらいお互いの身体を貪り合って愛し合った元カノですから。
元カノの陰唇の襞の一つひとつまで記憶しているし、元カノの陰核の剥れ方、色、硬さ、感じ方、元カノのフェラチオの舌使い、元カノの膣の感触、全部覚えています。
元カノが腰を震わせ始めたときにはどのあたりを突けばいいのか、仰け反る元カノがあとどれくらいでイクのか、全部わかっていました。
だから、タイミングを合わせて同時にイクことができていました。

その後、私にも新カノができましたが、特にセックスは全く上手くいきませんでした。
「私だと不満?何か足りない?」
と言われましたが、元カノとの差を説明できませんでした。

元カノとのセックスは、凄く気持ち良かったし、息が合っていたことを思い知らされました。
前にも後にも、一緒にイケたのは元カノだけでした。
風の便りで、元カノの新彼がひどい奴だと聞いて、胸が苦しくなりました。
元カノを忘れられなくて、戻ってきてほしいと思うようになりました。

止せばいいのに、元カノに会いに元の勤務地へ行ってみました。
元カノは同じアパートに住んでいたようで、外から眺めていたら突然ドアが開き、唇彼らしい男が出てきて、元カノがしがみついて引き止めようとしていました。
別れ話かと思って、ここで元彼と再会したらなんて思って見ていたら、唇彼は元彼を足蹴にして、元カノはもんどりうって廊下に転倒、元彼の手には何と1万円札が数枚、ニヤニヤしながらそれをポケットに入れて消え去りました。
何であんな奴なんかと・・・金ズルにされてるじゃねえか・・・でも、元カノもあんな姿を私に見られたくはなかろうと思い、何も言わず帰ってきてしまいました。

数週間悩みに悩んだ末、もう一度元カノのアパートへ足を運んだ時、そこは、空き部屋になっていました。
その翌年、元カノから年賀状が届きました。
年始のあいさつの後、”ご無沙汰してます。私、色々あって田舎に帰りました。もう、あのアパートにはいません。お世話になりました。さようなら。”
きっと、ひどい目に遭ったんだろうと思いました。
何十万とむしり取られたんだろうと思いました。
もう、私にしてあげられることは亡くなったんだと、肩を落としましたが、その年賀状には元カノの田舎の住所が書いてあったので、もしかして尋ねて欲しいという意味かと勝手に解釈して、片道200kmの道を尋ねてみました。

元カノの年賀状を手に、住所を確かめて尋ねると、ご両親とお兄さん夫婦がおりました。
哀しげな表情で私を見るので、けげんな表情をせざるを得ませんでした。
元カノから届いた年賀状を差し出し、
「2年前まで、お付き合いさせていただいていた、お嬢さんの元彼です。こちらにお帰りとのことでしたので、尋ねてみました。」
通されたのは今の隣の仏間・・・元カノは、位牌になっていました。
震える私に、元カノの父親が、
「いつか結婚するためにと溜めていた200万円、全て男に使われて、貯金が底を突いたら借金させられそうになってかなり揉めて、警察のご厄介になったんです。それで私どもの耳に入って、昨年秋、連れ戻したんです。」
「でも、何で亡くなったり・・・」
「結婚資金は、その男との物じゃなかったようです。もしかして、あなたと・・・」
私は、仏壇の前で嗚咽してしまいました。
私も、元カノと別れる時、結婚資金を250万円ほど貯めていました。
彼女の母親が、
「悪い男に引っかかって、あの子、全部失って、あなたに顔向けができなくなったって・・・バスタブの中で手首切って・・・」
と言って、私の隣に泣き崩れてしまいました。

元カノの父親と兄に見送られて、玄関まで来ました。
「君は将来がある。だから、あえて妹の形見分けはしないよ。元カノである妹を思い出すものを持ち歩けば、前に進めなくなる。妹を忘れろとは言わないけど、そっと胸の奥にしまって、前に進んで欲しい。」
元カノの父親は、
「別れた元カノをわざわざ訪ねて来てくれて、ありがとう。どういう気持ちで訪ねて来てくれたかは、聞いたところで仕方がないから尋ねないよ。では、お元気で・・・」
私は、深々とお辞儀をして、元カノの実家を立ち去りました。

私が元カノの死から立ち直って、今の妻と結婚するまで、5年かかりました。
すっかり晩婚になって、私33歳、妻28歳で結婚しました。
現在結婚して6年、子供は一人しかいませんが、そこそこ幸せな暮らしをしています。
妻との性生活は、元カノとのそれをとっくに超えていますが、いまだに一緒にイクことはできていません。
時々、ふと、キッチンい起つ妻が元彼だったら・・・などと不謹慎な妄想をすることがあり、その都度、妻に深い贖罪を感じています。
まだ、私の心の奥には、元カノがひっそりと佇んでいるような気がします。
来年、元カノの十三回忌です。
そろそろ、私は元カノへの思いにケジメをつけなければならないと思ってます。
そして、私を一途に愛してくれる妻と、これからも生きていこうと思っているのです。

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コメント一覧 (10件)

  • エロで頼むぜエロで。
    泣ける話はこのサイトに似合わねえ。

  • 「元彼さん」には申し訳ないが、
    最近ここでは「元誰々さん」に対する
    未練だとか後悔だとかお涙頂戴の
    投稿が横行している。
    ここのコンセプトは「エロ」だぜ!
    ハッキリ言わせて貰うが、萎える話は
    「他所でやれ!」

  • いや、こういう経験が刹那なエロを生むんだよ。
    オレはこんなん好きやな。

  • 良い話じゃないですか。
    切ないエロ話、私も好きですよ。
    寂れた感傷と猥褻って、妙な味わいがあります。
    それが官能なのでしょうか。

  • まあ、元カノさんが自ら命を絶ったのは、元彼さんのせいではないよ。
    哀しいけど、もう、元カノさんのことは忘れるんだな。
    奥さんに元カノさんを重ねてるようじゃ、奥さんは幸せになれないよ。

  • なかなかの秀逸なお話。
    エロ一辺倒じゃなく、たまにはこういうペーソスで箸休めも良ろしいかと。

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