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イトコとの交際物語~セックスで紡がれる一生の出会い~②

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裕太さんから投稿頂いた「イトコとの交際物語~セックスで紡がれる一生の出会い~②」。

前回のあらすじ
イトコの佳代子と五年前に遊び感覚でセックスを申し込んでいて、それから五年後…再びであった二人は、イトコ同士の禁断の恋に落ちていく…
五年前のセックスの約束をついに果たし、僕たちは恋人として結ばれることになるが、受験を控えた僕に佳代子から一本の電話がかかってくる…

急な話に驚いた。
彼女は吐きそうになりながら話しています。僕は、いままでずっと引っかかっていたことがありました。中出しの事です。
「…私、妊娠してたの…」
現実よりも現実的な文。よくあるエロアニメのワンシーン。

僕のいるこの次元にもこんなことがあるなんて。そんなことしかその時は考えられませんでした。16歳のオスにして僕は19歳のメスを孕ませてしまった。
「…あの時に私がわざと裕太の精液を欲しくなったってその時の考えだけで行動してしまってこんなことに…。ごめんね、裕太ぁ…オエぇ。」
電話越しに親の怒鳴り声や心配の声が聞こえます。
過呼吸気味な彼女は、もうツワリやホルモンバランスの乱れ、突然の出来事に重ね、親からの言いつけによりもう頭がパンクしているようでした。
なんてことをしてしまったのか。
僕はその時に初めて「雄」であることの責任感を大きく痛感しました。

そして、その電話はそこから佳代子の父に変わり、僕は大きすぎる怒鳴り声で聞き取れない言葉を延々と聞かされて、すぐに両親にその受話器を委託しました。
僕は親から部屋に戻れ、と命令形の言葉を浴びせられてそのまま部屋へ。
ケータイを開いても、4日前から佳代子のメールは途絶えたままでした。
受験生の冬。もはやシャーペンは机の上で役目を果たすことはありませんでした。

12月。
僕は直接両親と対話するために4ヶ月ぶりに静岡へ行きました。
重苦しい雰囲気に僕も気が動転しそうでした。
到着すると、すぐに僕だけ茶の間へ勧められました。
そこには佳代子の父だけがいました。
座布団の上で正座した途端、佳代子の父は僕に向けて近くに置いてあった辞書を投げつけられました。
開幕の怒号と同時にあたりは静寂と化します。と、同時に甲高い女性の声が聞こえます。佳代子の泣き声でしょう。
内容はもう詳しく言いません。だいたい予想はつくでしょう。

娘にこれ以上関わるな、子供はオろす、お前はこの家系の恥だ、さらには僕の家族とは縁を切るとまで言われてしまいました。
これまでにない人生の溝と言っていいでしょう、それほど僕の人生の中で最悪の瞬間でした。
そのまま、投げ飛ばされて家の外へ放り出されました。僕は、この現実に耐えきれずに車を止めてあった駐車場まで走って逃げました。
僕には立場はありません。なぜなら、僕は加害者側なんですから。
結局、その日は佳代子には会えず、佳代子の家に泊めてもらえるようになる前に訪れていた旅館にその日は泊まりました。
旅館に着いてすぐに両親は布団を敷き始めました。両親は僕と目を合わせようとしません。僕もスマホの画面しか見ようとしませんでした。

すると、パッと画面に一通のメール。
「星空の見える丘へ来てください。」
と。佳代子でした。
僕は何も言わずに旅館の外へ。
12月の寒さが肌に刺さります。
息を荒げながら、ひたすら走り出しました。丘。それは僕たちが何年も共にした思い出の丘でした。僕たちが最初に訪れた夜景、初めて手をつないだ場所、初めて仲良くなった場所。
僕はなにもかも投げ捨てて走り出します。イヤホンを落とした、そっちのけ。財布を忘れた、そっちのけ。僕はただひたすら佳代子に会うためだけに走っていました。距離にして階段含め10km。僕はそれを知っているにもかかわらず、それだけしかない心の距離を縮めるがためだけに走りました。
そして、ボロボロになって走りついた思い出の丘の木の陰に、一人の髪をバッサリ切った女性が。
「佳代子!」
僕は叫びました。

「裕太!」
僕たちは、それからはなにも言わずに抱き合って、長い長いキスをしました。もう、時間なんて関係ない、僕たちの世界でした。
雲からは少しずつ星が見え、その煌びやかな月の光は僕たちの唾液をヌラッと照らし出しました。
「会いたかったよぉ、裕太ぁ」
泣きながら背の服を強くつかみます。
「僕もだよ、佳代子」
頭を両手で抱える僕。

佳代子は裸足でした。両足は赤く腫れて、だいぶ長い時間寒々しい外の世界で過ごしているようでした。おそらく、投げ飛ばされてそのまま走り去った僕を急いで追いかけて来た結果でしょう。
「あのね、私、裕太のことが大好き。このまま離れるなんてやだよぉ。」
妊娠4ヶ月後の彼女はもうすでに腹は膨れている兆候が見られました。
「僕だって佳代子と一緒にいたい!逃げよう!この現実から!」
僕たちはそれからまたキスをしました。
それから、僕たちはドラマのように電車で逃げようと改札に向かいました。

が、すでに捜索願が出されており、僕たちは一瞬で捕まってしまいます。
それからは、もう覚えてません。
ケータイを走る途中に落として破損して、メールアドレスも分からなくなってしまい、なにも連絡する手段もなく、両親もそのことには触れなくなりました。
中絶手当が完全に通ったと言う知らせと同時期に僕は超進学高校受験の不合格通知を見ることになりました。
それから時は過ぎ…大学生。

人生に1つの杭をら打ち込まれた僕は、まるで足枷をつけられた鳥のように飛べず、動けず、逃げられない日々を過ごしていました。何度も学校を休んでは、セフレとセックスする毎日。舌も黒くなり、ちんちんも変な方向にそり返るほどセックスしかしてませんでした。
もう、佳代子といた時の純情な僕は生きていませんでした。
そんな、死んでしまった僕の元に、一通の封筒が送られてきました。中身は、『○○丘取り壊しの反対運動の署名』でした。そう、佳代子と最後のキスをしたあの丘でした。
差出人は『管理人』としか書いていません。
そこには、事務所の名前と住所が書いてありました。
僕は、その手紙をもらうと、すぐに静岡へ向かいました。
何故、ここまで急に出たか。
『管理人』これはまさか…
これだけを頼りに僕は静岡を歩き回りました。

そして、ついた先は、とあるボランティア団体の本拠地でした。建物には『○○丘の取り壊し撤回求む!』と書いてあります。
そろっと入っていくと、受付のところにはひとり、長髪の巨乳美人がいました。
その美人は僕を見るなり手を振ります。
「やっほう!やっぱり来てくれたねぇ!」
佳代子でした。
「か、佳代子、髪がまた長くなってる…」
「そりゃそうだよ、あれから何年経つんだよ。いや、本当に来てくれるなんてね。」
そういうと、左手を握手するように差し出します。僕はおもむろに手を出すと。
彼女には、結婚指輪が付いていました。

何か、悲しかったです。

僕は、それを気づかないふりをして、わざとふつうに握手しました。
話を聞くと、どうやら思い出の丘のところにラブホテルを立てる計画があるらしく、そのために丘がまるごと撤去されるようです。それをやめさせるレジスタンスをする為、署名という武器で対抗しようとしているらしいのです。『管理人』というのは、この計画を発足させた、まぎれもない佳代子です。僕たちが過ごして来たこの思い出の地を壊されたくないがための精一杯の抵抗なのか…それとも、その結婚相手のためなのだろうか…
「この丘を守りたいんだよ。手伝ってくれない?」
「うん。僕も手伝うよ。」

二人ともあまり会話が続かきません。そう、もはや子供だったあの子とは違う待遇なのです、僕たちは。親戚でないただの…。
そんなこんなではじまったレジスタンス運動。署名、演説、ビラ配り。さまざまな方法を試しました。大学を長期休学しているため、単位が取れないことを覚悟しての試みです。僕は精一杯、運命に抗いました。そう、あの時のように何もできない少年ではない。今の僕は、みんなのためじゃない、ただ一人のために突き進むようにできているのです。
佳代子は毎日夜遅くまで働いていました。お偉いさんの許可を取り、拠点の奥の方の部屋で寝袋で毎日寝ていました。ちなみに、佳代子の家には行っていません。無論、佳代子の両親は僕がいることも知りません。本当に僕はボランティアだけのために毎日眠気を振り払いビラ作りに励みました。

結果、不採用。

ラブホテルでも、一流のものが建つそうで、金にモノを言わされしまったとのこと。
建設決定の通知を見たときは、なによりも悔しかったです。佳代子はその結果だけ聞くと、
「大丈夫!私たちはたしかにアイツらには勝てなかったけど、こうやって私達はみんなで頑張りあって大きな絆を手に入れたじゃないか!これで私たちのあの丘での思い出がなくなってしまうわけではないよ!だから!今のうちにあそこでの最期を迎えようじゃないか!」
その演説に胸を打たれて泣き出す奴もいれば、「ジャンヌダルク!」と崇める奴もいました。

なんて強い奴なんだ!

とは、僕は思わない。思いません。

そのまま、企画終了し、机やビラの処分、お偉いさんとの契約終了の手続きなど、至る所で作業が始まります。僕も旗などの回収を任されていましたが、佳代子が見当たりません。
僕は心当たりとして、丘へ向かいました。そして、漫画かよ!って思うくらいの展開が如く、そこには佳代子がいました。
ポンっ。佳代子の頭に手を置きます。
「俺の前なら、泣いてもいいぞ。」
佳代子は振り向くと、ニコッと笑う。
「ありがとう。」
佳代子は笑ったまま僕の胸に頭を擦り付けます。するとそのまま僕の背中に手を回し力強く服を引っ張ります。

「思い出…守れ…なかっだあ…」
佳代子は静かに僕の胸で泣き始めました。
丘には夕焼けのような優しい光が満ちていきます。
「俺は、佳代子が頑張ってたことは誰よりも知ってる。だから僕を呼んだんだろう?誰よりも、僕は佳代子知ってるし、この場所を知ってる。この場所をどんな風景よりも保存したい理由があるやつなんて、俺たちくらいしかいないだろう?それを守ろうとした佳代子は、誰よりもこの場所を守りたかった人なんだって街のみんなが知ってるんだ。だから、きっとこの場所が変わってしまったとしても、その経歴は一生残っていくよ。そして、この場所で僕たちが出会ったことも。この場所でキスしたことも。全部、全部、僕たちの記憶の中で、思い出として残るんだよ。」
僕は、優しく佳代子の背中に手をやると、今まで抱いてきた女性には感じられない特別な思いを込めて抱きしめました。

「ねぇ…キス…して?」
佳代子はまたぎゅっと服を掴む。
「うん。ご褒美だよ?」
僕は佳代子の頭を抱えて優しく、そして褒めるようにキスをしました。滑らかに、濃厚に、そしてエロティックに…。
糸を引く唇を、風が撫でます。
その流れをなぞるように僕は佳代子の?を撫でます。泣きべそかいた佳代子の涙を拭くように。
僕たちはネットリとまた深いキスを繰り返しました。
18時過ぎ。
僕たちはほとんど片付け終わった会議室を出るとき、二人で部屋に向かって大きなお辞儀をしました。
…明日の新幹線に乗るために、今から鉄道で帰らなければならない。

僕たちは本当に最後になるこの思い出の丘で鉄道の出る時間までの時間をつぶしていました。
「これで、またお別れだね。もう何回めなんだろうこのお別れ。慣れてきちゃうのがまた怖いよね。」
「たしかに、繰り返すほどに悲しみが少なくなってるかも。」
「でも、それってまたすぐに会えるからって考えてるからじゃない?」
「そうなのかなぁ?でも、いいのかよ、こんなことしてて。佳代子の夫が聞いたら、絶対浮気だあ!って言うでしょ。」
「えっ?なんの話?」
キョトンとする佳代子。
「え?だって結婚指輪つけてるじゃん。ってことは結婚してるんだろ?」
「あ!これのことね!いや、実は、これただの見せかけなんだよ。私、この運動始めてから、すごいたくさんの人に言い寄られちゃってね。だから、こうやって指輪をはめてれば寄り付かなくなるんじゃないかってね。」
僕の中で、何故かすごいほどの安堵感が。

「なんだよ、びっくりさせるなよなぁ!」
「え~こんなおもちゃの指輪で騙される方が悪いよ~~!しかも、忘れてるなんてひどい!」
「え、何を忘れてるんだよ?」
「この指輪!もともと裕太がUFOキャッチャーで撮った景品でしょ!」
キョトンとする僕。ナンノハナシヤネン?
すると、佳代子は右手で思い切り肩パンしてきて、
「嘘!握手するときに『わ!その指輪なつかしぃ~~』ってなるかと思ってたのに、まさかのスルーだったの?!」
「わかるかそんなん!俺渡した記憶ないぞ!?」
「嘘だ~、だって、裕太、『これを取って佳代子お姉ちゃんにあげる、これ結婚指輪だから他の人と結婚しちゃダメだよぉ!』って言ってお母さんに頼み込んで2000円も使って取ったやつなんだよ?!」
やばい、全然記憶にない。
「ってかお姉ちゃんって呼んでたの幼稚園とかだろ?!」

「そーれーでーもー、私はその約束を守って26歳になっても誰とも付き合ってないんだよぉ~?」
「おう、そ、そうか。まぁ、僕はそっちの方が良いし。」
おっと、つい本音が…。
「なーんだぁ、裕太ってば、ツンデレかなぁ?おねぇさんキュンキュンしちゃう~」
「う、うるさいなぁ!年下だからってからかうなよないまさら!」
佳代子はここで、ふふふっと笑うとクルクルと回りながら丘の端まで踊っていきます。
すると、こちらを振り向いて、懐かしい会話をし始めます。
「ねぇ、裕太はさ、彼女とかいないの?」
突然の質問に、僕は
「今は心に決めた人がいる。佳代子は?」
できるだけ思いが伝わるように話しました。僕はもう、お子ちゃまではないですから。「じゃあさ、キスとかしたことないの?」

「あるよ。僕は、その人のことが好きなんだ。」
僕たちはもう気づいてる。
すると、佳代子は突然ぶっ込んできました。

「そろそろ、本物の婚約指輪欲しいかな」
「うん。いつか、必ず僕が買ってあげるよ。」
佳代子は急に顔を赤らめてこちらに近づいてきました。
「僕と結婚してください。」
「はい。お願いします。」
そして、僕たちはキスをしました。
「もう、二度と離さない。本当に愛してる。」
「私も、もう裕太のことしか考えられない。ずっと好きでした。」
これ以上の愛の伝え方がわからない。僕はそれよりもさらに、そしてさらに強い強い愛情表現を目指しました。
「大好きだ!世界で一番!」
「私も!私もだよ裕太!」
永遠とこの時が続けばいいのに、それだけの時間があれば愛を伝えきれるだろうか。
ただ、一つ言えることは—

佳代子が好きだ。

僕たちは愛を伝え切ったかのようにお互いの舌を離しました。唾液まみれになった唇は、もうなんども見てきました。

「うん!もういいかな!でてきていいよ!」
佳代子が大きな声で山に話しかけます。
「え?どういうこと?」
後ろを振り返ると、草むらから佳代子の両親が出てきました。
僕は心臓が飛び出るかと思うくらい、そりゃもうびっくり仰天。
「佳代子!これは一体どういうことだ?!」
「えっとねぇ、実は今まで、ここにきてからの裕太の行動とか誠意とかを監視してたんだよ、お父さんとお母さん。」
僕は、もうパニック。なにせ、このことを一番知られたくないのは佳代子自身のはずなのに。

すると、佳代子の父が
「かあぁぁぁぁぁぁぁつぅ!」
と叫んだので、僕はもう頭真っ白に。
「うちの娘に何手を出してぇんだ!クソガキにうちの娘はやらん、さっさとうちへ帰ぇれ!っといいてぇところだがぁ、ただただ佳代子に手ぇ出したいだけじゃねぇみたいだし、こりゃもう俺からは言うことなしだ。お前さんの仕事っぷりを見よーたが、あんなら仕事は並の覚悟ではできねぇな。これだけ魅せられりゃこっちもかなわんだぁな。」
怒られた!のか?よくわからないけど、多分褒められてんだよな?
え?ということは….?
「じゃ、お父さんは認めてくれるんだね!?」
「け、おまえなんざぁもううちの娘でもなんでもねぇ。さっさとどっかのうちに拾われるこったなぁ。だら、俺は帰るぜね。」
と言って階段を降りて行った。
「やったね!裕太!お父さん婚約認めてくれたよぉ~!」
「おお、おう、なんかすごいなやっぱり佳代子の父さん。なんか、何年たっても厳ついんだなぁ。」

すると、佳代子のお母さんが駆け寄ってきて、
「あのね、お父さんは以前縁を切るって言ったときに、あまり事情聞かなかったでしょう?あのひと、『あのガキがうちの娘をたぶらかしてた』ってずぅーと言っててね?なにも知らないまま裕太くんを殴ったりして悪かったって言ってたよ。そんな、まさか付き合ってしまうほど仲がいいなんて思わなかったから、親戚だし…」
「いいえ、僕もあの時は軽はずみな行動をとってしまったことを深く反省しています。しかし、僕は今度こそ、佳代子さんと真剣にお付き合いして、大切な家庭を育んでいきたいと思います。これからも何卒よろしくお願いします。」
僕は、すごく深いお辞儀をしました。
そりゃ、もう人生で一番誠意を込めたお辞儀を。
お母さんはふふふっと笑うと、一つの紙を渡してきました。

「もうこの時間だと、新幹線に乗るの厳しいんじゃないかと思って、この丘の麓の旅館の予約とってあるわ。そこに今日は泊まりなさい。そして、また明日ゆっくり話せたら嬉しいわ。」
紙は旅館の契約書でした。よく泊まりに行く旅館です。
「何から何まで本当にありがとうございます。このご恩はいつかきっと返します。」
僕はもうお辞儀を繰り返すしか感謝の意を表すことができませんでした。
そして、お母さんも振り返って階段を降りていきます。
すると、
「そうそう、佳代子。もう19時で門限すぎてるから、今家に帰ったらきっとお父さんに怒鳴られるわよ。今日はとりあえずどこか居心地のいい場所に泊まったら?」
それだけ言い残すと、ほほほほほ~っとわざとらしい高笑いで階段を降りて行きました。

すごい家族だと、ここにきて感じてしまった。
さぁてどうするか。
と、佳代子を見ると、もう顔真っ赤っ赤。そりゃそうだよな。暗喩だが、『エッチなことしてきなさい、ほほほほほ~』って母親に言われるんだもんなぁ。
「えっと…では、行きますか?佳代子さん。」
なんだか片言になってしまいます。
「う、うん、そうだねぇ~」
そっか。
僕たちって夫婦になるのか。
まだ、僕の両親には了承を得てないが、絶対許してくれると思います。

昨日まで、誰かの妻だと思ってた人がまさか自分の妻になるなんて、思っても見ませんでした。
「ねぇ、裕太。手、繋がない?」
佳代子は、左手を差し出します。そこには、小さな指輪がついています。
こんなに小さな手でも、きっと大きな希望をすくい取れるのでしょうか。僕たちの両手で。
僕は、彼女の手を握りました。そして、そっと恋人つなぎに握り変えます。夕焼けも沈み、また暗い夜が顔を出します。しかし、照らしてくれるものがたくさんある、それが、もしかしたら僕たちもその一部になり得るのかもしれない。この街に、あの丘に、僕たちから生まれる命に。

つづく…

14+

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