SNS…相談から始まった…

華丸さんから投稿頂いた「SNS…相談から始まった…」。

26で結婚して23年。
子供も2人授かり、何不充無く暮らしている49歳の私だが、妻との営みは年に数回しか無くなっていた。
そんな私に転機が訪れたのが昔の携帯を見付けた事からだった。
昔は招待を受けなければ入れなかったSNSのアドレスと、暗証番号の通知メールを読み返した事から始まった。
十数年振りにログインしてみると、懐かしい過去の記憶が甦って来た。
ハンネを変えて、コミュニティー検索から面白そうなモノを探して入ってみた。

1週間もしないで仲良くなった人数はかなりいた。
そんな中の一人の女性、佳子とは頻繁にメールのやり取りが行われた。
一方的に相談されていただけなのだが、日常の様に感じられる様になっていた。
そんな中、ある日のメールは様子が違っていた。
当然の様に、何があったのではと思った私は、心配する様な内容で返信した。
すると直ぐに返事が来た。

「いつもすいません。仁さんみたいな男性が旦那なら良かったのに。なんか疲れちゃった。もうどうでも良くなって来ちゃったから。」
ただならぬ雰囲気に慌てて返信していた。
「何があったの?俺で良ければ相談に乗るから。何でも話してくれていいよ。近ければ会いにも行くから。」
何の気無く書いた会いに行くという言葉が、佳子の胸に響いたのかもしれなかった。
返信には携帯番号だけが入っていた。
直ぐに掛けてみた。
電話に出た佳子の声は、泣いているのが分かる程だった。

「大丈夫?分かる?どうしたの?いつもの佳子ちゃんらしくないよ?」
「ホントに電話くれた。仁さん優しいね。」
「そりゃあ心配するさ。何があったの?」
「会って話したい。仁さんどこに住んでるの?私は恵比須なんだ。」
「自宅は世田谷だけど、会社は中目黒だから近いよ。」
「これから会える?」
「外出にして出るよ。何処に行けばいい?」
「神泉の交差点分かる?」
「分かるよ。そこなら10分で行けるけど。」
「じゃあそこに来て。私も10分位で行けるから。」
「分かった。直ぐに出るようにするから。」
「うん、後でね。」

電話を切り、慌てるように外出にして会社を出た。
坂がきつかったが、何とか約束の時間には間に合った。
周囲を見回すが、それらしき女性は見当たらない。
キョロキョロしていると、携帯がなった。
「仁さん。ありがとう。見えてるよ。」
「何処に居るの?」
「すぐ後ろの車。」
「えっ?」
言われた通りすぐ後ろに車が止まっていた。
覗き込んでみると、女性が携帯を耳に宛て、手を振っていた。

近付くと窓が開いて佳子が話し掛けて来た。
「乗って。」
携帯を切り、車に乗り込むと佳子は黙って車を走らせた。
「初めましてだね。何だか仁さんだとそんな気しないんだけど。」
「確かにね。でも会うのは初めてだから、初めまして。」
「ごめんね。仕事中なのに呼び出したりして。」
「そんなのはいいけど、何があったの?そんなに泣き腫らした顔して。」
「旦那の浮気…男の人って、奥さんだけじゃ駄目なものなの?仁さんも浮気した事あるの?」
「浮気か…有るような無いような…俺の場合は風俗だから浮気とは違うかもだけど。」
「何でなの?奥さんだけじゃ駄目なもの?」
「俺の場合は、妊娠中と、付き合いで遊びに行った程度だったけどね。」

「仁さんは一応理由あるじゃん。ウチのは無い。浮気相手に子供ってあり得る?私には居ないんだよ。」
「もしかして、それで離婚問題になってるとか?」
「ううん…離婚はしないけど認知はするって…」
「そっか…複雑だね。佳子ちゃんはどうなの?」
「分からない…でも今は旦那の顔も見たく無い。」
「だよね。でも別れるか、別れないかで出す答えも違ってくると思うよ。」
「絶対別れてやらない。でも会いたく無い。」
「旦那を愛してるんだね。」
「違うよ。しゃくにさわるから別れてやらないんだ。馬鹿にされたままなんて悔しいから。」
「だったら別居しかないんじゃ無いの?旦那から念書取るか何かして。真世とカイヤみたいにさ。」

「その手があるね。仁さんに相談して良かった。ねぇ、仁さん。どんな内容で念書を書かせればいいかな?」
「直ぐには出て来ないよ。でも厚生証書にするべきだから弁護士か司法書士に聞いてあげようか?」
「お願い。仁さん頼りになるなぁ~。だから好き。」
「好きって…本気にしちゃうぞ。まぁ、お世辞でも嬉しい言葉をありがとね。」
「仁さん勘違いだよ。お世辞じゃないよ。仁さんだから相談したんだもん。本当に好きなんだよ。」
「ありがとう。こんなオジサンに嬉しい言葉だよ。後10歳若ければ、佳子ちゃんの弱味に漬け込んだかもね。」
「仁さん。恋愛に歳は関係無いと思う。私は本当に仁さんが好きになってる。嘘じゃ無いからね。」
「ははは…俺も佳子ちゃんは好きだけど、恋愛感情とは違う。大切な友達かな。きっと佳子ちゃんもそうなんだと思うよ。今は弱ってるから勘違いしてるだけだよ。」
「仁さん。違うから。私だって馬鹿じゃ無いもん。仁さんの優しさや人柄にひかれたんだよ。仁さんみたいな男性が旦那だったらって思いながらメールしてた。本当に好きなんだもん。」

「ありがとう。気持ちは嬉しく貰っておくね。でも、佳子ちゃんを失いたく無いから、これ以上は踏み込めない。踏み込んで、佳子ちゃんを失う事の方が怖いから。とても大切な女性だからさ。」
佳子は沈黙したまま車を走らせていた。
何処に向かうのか分からなかったが、出会って直ぐ高速に乗ったのは分かっていた。
軈て、横浜町田で一般道に出た車はアウトレットモールの駐車場に入り停まった。
「仁さん。買い物行こう。」
「えっ?買い物?」
「うん、付き合って…」
車を降り、佳子の後を追うように歩き始めた。
目的の店があるかの様に進む佳子の後を着いて行く。

ある店に入って行く佳子。
躊躇いながら後に続いた。
店に入ると佳子の態度が一変し、まるで恋人か亭主の様にベタついて来た。
戸惑いながらも、店の雰囲気には逆らえないまま流されてしまった。
なん着か選ばされ、試着室に連れて行かれた。
試着室に着くと、佳子は更に積極的だった。
私の前で、次々に試着をする佳子。
当然の如く、下着姿を見せつけながらだった。
そんな姿を見せつけられて、欲情をしない男は居ないと思うが、必死で堪えていた。

同じ様に何軒かの店を廻り、数着の服を買うと、車に戻った。
「仁さん。ドキドキした?」
「しない男が居ない訳無いでしょ。びっくりしたよ。」
「じゃあ私で欲情した?」
「抑えるのに必死だった。」
「ホテルあるよ…行く?」
「馬鹿な事言って無いで、帰ろう。弁護士に相談しなきゃならないんだからさ。」
「そんなに魅力無い?」
「そんな事は無い。魅力有りすぎる。だから早く帰って弁護士に相談するの。」
「何で?」
「佳子ちゃんの気持ちが変わらないうちに、書類を作ってしまいたいから。」
「何で?」
「今、そんな関係になったら元もこうも無くなるでしょ。旦那と同じ様に浮気になるんだから。書類を作って別居すれば堂々と会えるから。それなら佳子ちゃんと関係を持っても、旦那は何も言えないでしょ。」

「本当に?」
「今は一刻も早くって思ってるよ。」
「じゃあ私も一緒に弁護士さんの所に行く。今から行けないかな?」
「電話してみるから。取り敢えず四ッ谷目指して。」
笑みを浮かべながら車を走らせた佳子。
弁護士に連絡し、アポイントを取り向かった。
弁護士事務所に着くまでの車内は明るかった。
事務所に着き、相談が始まった。
一方的に旦那が悪い案件に、弁護士のアドバイスを受けながら、正式に依頼する事になり、その場で旦那に対し弁護士が連絡した。
その日の夜には弁護士が旦那と会う事になり、交渉は私の手元から離れた。
弁護士事務所で別れて、会社に戻ると、佳子からメールが入っていた。

「今日はありがと。早く会いたい。」
「早く解決するといいね。」
と返事をして残務をこなしていた。
携帯が鳴った。
見ると佳子からだ。
「どうしたの?」
「何でも無い。声が聞きたくなったから。出ないかなって思ったけど出てくれたから満足。お仕事頑張ってね。」
そう言って切れた。
佳子はかなりの構ってちゃんだと改めて認識した。
こまめに相談に対して返事をしていた事が、今回の事に繋がったんだなと思った。
その日から毎日昼休みになると、必ず佳子から電話が入る様になった。
メールに関してはほぼ1時間措きと言っても過言ではなかった。
1週間程すると、弁護士から連絡が入って来た。

書類内容が確定して、厚生証書にするという事だった。
双方が納得した書類になっての作成に至った事に、ほっと胸を撫で下ろした。
弁護士からの電話を切ると、直ぐに佳子から電話が入って来た。
「仁さん。書類決まったよ。今日会える?夕方には戻れるからお祝いに付き合って…」
「いいけど、何処で?何時に待ち合わせる?」
「6時頃に神泉の交差点は無理かな?」
「6時あがりだから、6時10分なら行けるよ。」
「じゃあそれで。遅くなっても大丈夫だよね?そういう事にしといてね。後でね。」
言葉を返す間も無く電話は切れた。
自宅に電話をして、接待だから帰らないかもしれないと伝えて、アリバイを作った。
約束の時間に間に合わせる様に急いで仕事をこなし、会社を後にして神泉の交差点を目指した。

到着すると、そこには既に佳子の車が停まっていた。
車に乗り込むと、笑顔をみせながら佳子は車を走らせた。
先日、アウトレットで選んだ服を着ているのが分かった。
「何処に行くの?」
「秘密…仁さんが驚く所…」
「何処?気になるよ。」
「マンション…私の新居…」
「そうなの?いいの行って大丈夫?」
「仁さんしか入れないもん…驚くよ…きっと…」
徐々に会社に近付いている事に気付いた。
軈て隣の高層マンションの駐車場に車は停まった。

「会社、隣のビルだよ。」
「ねっ、驚いたでしょ。ここなら誰にも怪しまれないで家に来て貰えるでしょ。」
「まぁ、確かにそうだけど、家賃高いでしょ。」
「知らない。旦那が払うんだから。」
「凄いね。セレブだったんだね。」
「違うよ。家賃と経費だけ旦那が払うの。生活費は私も働くんだもん。」
「そうなんだ。仕事はどうするの?これから探すの?」
「早く部屋を見てよ。それからゆっくり話そ。」
車を降り、エレベーターで部屋のある階に降りた。
部屋に近付くに連れて気持ちが高揚してくる。
部屋の前に立ち止まり、私を振り返る佳子が鍵を渡して来た。

「開けて…鍵は持ってて…」
言われるままに鍵を開け、中に入った。
いい香りが花をくすぐってくる。
1LDKのかなり広い部屋に驚きながら、ソファーに座らされた。
テーブルに用意された料理にも驚かされた。
当然の如く隣に座った佳子。
ワインを注ぎながら見つめて来た。
「やっと会えたね…」
「そうだね。」
「待ち遠しかったよ…仁さんに会いたかった…」
「本当に?俺なんかでいいのかな?」
「仁さんじゃ無きゃいや…仁さんがいいの…」
「佳子ちゃんはまだ若いのにこんなオジサンでいいの?」
「いいの…はい…乾杯しよ…ねっ。」
ワイングラスを傾けながら、楽しい時間が過ぎていった。

「でも、佳子ちゃんは積極的なんだね。」
「何が?」
「こうして、ここに俺が居る事が物語ってるでしょ。」
「一途なだけだよ…今は仁さんじゃ無きゃダメ…」
「俺もいつか捨てられちゃうのかな?怖いな。」
「捨てちゃうかもよ…捨てられないように気を付けないとだよぉ~クスッ…」
「おぉ~こわ。まだ食事しかしてないから、捨てられても大丈夫だけどね。」
「あぁ~酷い…いいもん…」
拗ねた佳子の横顔が可愛いかった。
そっと頭を撫でながら肩を抱き寄せてやる。
佳子は身を預け、私の方に振り返り目蓋を閉じた。

優しく唇を重ねてやる。
閉じた唇をうっすらと開いて舌を絡めて来た。
佳子を強く抱き締めながら舌を絡め合い、互いの感情を高ぶらせていった。
どちらからとも無く、服を脱がせ合う。
互いに全裸で向かい合い肌の温もりを感じる様に抱き合っていた。
佳子に手をひかれ、真新しい寝室のベットに誘われた。
抱き合ったまま、崩れ合うようにベットに横たわり、唇を重ね合う。
しっとりとした佳子の肌に触れ、包み込むように感触を楽しんだ。
唇から耳、耳から首筋、佳子を舐めまわすように繰り返される愛撫に、喘ぎ声が漏れ始めていた。
小振りな乳房から乳首に移ると、感極まったかの様な喘ぎ声と同時に小刻みに震えていた。
「どうしたの?」

「嬉しくて涙が止まらない…仁さん…大好きだよ…」
しがみつく様に抱き付いて、唇を重ねて来た。
「仁さん…もう我満出来ないよぉ…欲しい…」
そんな言葉に、愛しさすら覚えてしまった。
「佳子ちゃん。後悔しないんだね?俺でいいんだね?」
「うん…仁さんがいい…忘れさせて…」
恋人を抱くように、優しく彼女を包み込み抱き締めた。
そっと身体を滑らせる様に、両足の間に入り込み、いきり立った肉棒をゆっくりと佳子の秘部に挿し込んでいった。
「あうぅ…あっ…仁さんのが入ってくるよ…」
「佳子ちゃんと一つに繋がるんだよ。全部入ったよ。」
「うん…仁さん…凄い…ね…頭の中が…真っ白になる…仁さん…大好きだよ…」
佳子の喘ぎ声と、悶える姿に興奮は増していった。
ゆっくりと腰を動かしながら感じる部分を探す様に、佳子の身体を堪能していた。

時に激しく、時に優しく、佳子の身体を弄ぶ様に…
感極まった佳子が絶叫と共に果てた…
身体を硬直させ、仰け反らせながら大きく痙攣を繰り返したのだ…
放心したように天を仰いで動かなくなった。
優しく唇を重ね、佳子の反応を見ていた。
「仁さん…もうダメだよ…離れたくない…」
「どうしたの?何でそんな風に言うの?」
「だって…仁さん…優しすぎる…どんどん惹かれてくんだもん…もう…仁さん居ないとダメ…」
「俺も佳子ちゃんに惹かれてるから、関係を持った。こうなる事を望んで手助けしたんだよ。俺も離したくは無いと思ってるよ。」
「ホントに?私を愛してくれる?」
「ああ、そうじゃ無ければ抱いたりしない。佳子は俺の大事な女性だよ。」
「嬉しい…そんな風に言われたの初めて…仁さん…大好きだ…」
「佳子。俺もだよ。いつ来てもいいかい?」

「うん…待ってる…でもお願い…来たら泊まってって…仁さん腕に抱かれて寝たい…」
「分かった。俺も一緒に目覚めたい。佳子のキスで目覚めたいな。」
「うん…私も…仁さんとの愛の巣にしたい…」
繋がったまま、話しは尽きなかった。
そっと佳子から抜こうとすると、両足を腰に絡めて抜かせない様にしてきた。
「抜かないで…こうして話してたい…」
「いいよ。体勢変えるけどいい?」
「うん…」
絡めた足を元に戻し、佳子を抱き起こしてやった。
対面座位になると佳子が頬を赤くしているのが見えてとれた。
「どうしたの?真っ赤な顔してるよ。」
「だって…仁さんと一つになってるのが…ガラスに写って見えるんだもん…」
後ろを振り向くと、窓に佳子の顔がはっきり写っている。体勢をずらし、横が写る様にしてやった。

余計、恥ずかしがりだす佳子だってが、唇を重ねただけで大人しくなった。
ガラスに写る佳子の姿を、横目で見ながら…感じ悶える様を楽しむように行為に及んでいた。
いつしか佳子もその様を見るようになり…興奮のボルテージはあがっていった。
私の腕に抱かれて、淫靡な音に誘われ…甘美な陶酔の世界に入り込んてしまった仔猫のような佳子…
こんなチャンスはもう訪れないだろう…何としても完全にモノにしたいと思うようになっていた…
熟年だけが味合わせてやれるだろうと思われる、有りとあらゆるテクニックを駆使して佳子を感じ悶えさせる事に専念してやった。
そんな性交に…まだ歳若い佳子は…貪欲な迄に溺れていったのだった…
逝き顔を晒し、何度も何度も求めてきた。
佳子が逝く度に、体位を変化させてやる。
どれだけ逝かせたであろう…何度我満したであろう…しかし我満の限界は訪れる。

「佳子…何処で…逝って欲しいんだい?」
「仁さん…私を愛してる?」
「ああ…愛してる…」
「な…か…私の…中で…」
「いいの?…妊娠したらどうするの?」
「いい…仁さんの…温もりを感じたい…仁さんの…赤ちゃんなら…出来てもいい…仁さん…一緒に…ねっ…一緒に…」
その言葉に心射たれた私は…佳子を絶頂に誘うように責め立ててやった。
佳子も…更に激しく悶え…私を射精に導く様に締め付けてきた。
互いの感情をぶつけ合いながらの性交は…快感を増幅させてくる。
佳子が今迄に無いほど…深く大きく逝ったのと同時に…私も佳子の中に欲望汁を解き放った。

自分でも信じられない程、大量の精子を佳子の中に放出したのが分かった。
佳子は、ぐったりとしながらも、私を見つめながら笑顔で言った。
「仁さん…いっぱい出たね…私…幸せだよ…仁さんの温もりで充たされてる…このままでいて…」
「俺も幸せだよ…佳子とこうなれて。」
その言葉を聞いた佳子の瞳は潤み…一筋の涙が頬を伝わり溢れ落ちた…
「どうしたの?涙なんか流して。何が悲しいの?」
「悲しいんじゃ無い…嬉しくて涙が溢れたの…仁さんに会えて良かった。」
そっと顔を近付け、優しく涙を舐めあげてやった。
そのまま、何かを言おうとする佳子の口を塞ぐように唇を重ねてやった…
応じるように抱き付き…舌を絡めてくる佳子…
愛しさだけが込み上げ、手離すまいと思う感情に支配されていた。
ただただ唇を重ねながら抱き合った。
何れ程時間が過ぎたであろうか。
ふと目に付いた時計を見た。
22時40分…佳子と落ち合ってから4時間半が過ぎていた。

帰ってしまうと思ったのであろう…佳子が哀願するような眼差しをしている。
焦らすように言った。
「佳子。一緒にシャワー浴びないか?時間も時間だし。」
「もう少し…このままじゃ…ダメ?…」
「んっ?いいけど何で?」
「仁さんの温もりを感じてたいから…シャワー浴びたら…帰っちゃうから…」
「帰っていいの?」
「えっ?違うの?…」
「一緒にシャワー浴びて、のんびりしようと思っただけだよ。今日は帰らない。佳子と一緒に居るよ。」
「嬉しい…仁さん…」
また一筋の涙が頬を伝わり落ちた…
そっと涙を拭い頭を撫でてやった。

「何泣いてるんだよ。泣くやつがあるか…このままで居よう…シャワーなんかどうでも良かったんだよ。佳子の反応を見たかっただけ。」
「仁さんの意地悪…でも嬉しい…仁さんが意識してくれてるのが分かったから…」
「意識しない訳無い…佳子を手離したくないから。」
「離れない…もう…仁さん居なきゃ生きてけ無い…仁さんの優しさに包まれてたい…それに…」
「それに何?」
「こんなに…気持ちいいの…初めてだよ…こんな逝けるなんて…思ってなかった…」
心と身体の隙間に入り込めたと感じ取れた私は、ある本で読んだ事を思い出し、佳子に暗示めいた事を囁いた。
「それは…佳子が俺を心から愛してるからだね。気の迷いじゃ無く…心から…そう思われてるなんて…俺は幸せ者だよ。」
「うん…仁さん…捨てないでね…一緒に居る時だけでいいから…私を愛してね…」
「ああ…佳子をこれからも愛し続けるよ…」
「嬉しい…仁さん…」
すがるように抱き付き、唇を重ねて来た。

その仕草に、佳子の中で再び硬く勃起した感触を感じたのであろう…佳子が微笑みながら言った。
「仁さん…また硬くなった…ねっ…欲しい…」
「気付いたの?佳子を俺だけのモノにしたいと思ったら、元気になっちゃった。」
「ふふ…もう仁さんだけの私だよ…だから…して…あっ…」
佳子が深く感じるように、弱い部分をじっくり責めてやった。
緩急をつけ、じっくりとした責めに、佳子は悶え喘いだ。
妖艶に…悶える姿に惹かれていく。
もっと悶えさせてやりたくなる…そんな女であった。
尽きる事の無い欲望をぶつけ合い、貪り、求め合い続けていた。
ベットの軋む音…繋がる部分の婬猥な音…佳子の悶え喘ぐ声だけが響いていた。

まるで計ったかのように同時に果ててしまった。
満足気に私を見る佳子…
2度目なのに、また大量に精子を放出した自分に驚いてしまった。
佳子の吸い付くような滑らかな肌…興奮して赤みを帯びた肌が目の前にある…私の腕に抱かれて、喘いでいたのかと思うだけで愛しさが込み上げて来た。
「佳子…愛してる…誰にも渡さない。」
「嬉しい…仁さん…私も…」
申し合わせた様に唇を重ね合っていた。
いつしかそのまま寝付いてしまったみたいで、気付くと空が白み始めていた。
横を見ると、安心しきった顔をして寝ている佳子の姿があった。
私の胸にすがり付くようにして寝ている佳子を、そっと抱き締め唇を重ねた。

その口付けで目覚めた佳子。
「おはよう…夢じゃなかったんだね…仁さんが居る…」
「おはよう。夢なんかじゃ無いよ。俺が居るじゃん。」
「うん…仁さん…大好き…もう離れないよ…」
「ああ、離さない。佳子は俺の女だ。誰にも渡さない。」
「うん…仁さんに着いていくからね…」
互いの感情を確め合う様に唇を重ね、舌を絡めあった。
佳子の手が、不意に肉棒を擦り始めてきた。
スイッチが入った様に起き上がり、肉棒を口に含んできたのだ。
決して上手いとは言えないが懸命に刺激しているのが分かる。
その姿に一気に怒張してしまった。
笑みを浮かべ、上目遣いに見上げる佳子。

愛しむ様に丁寧に舐めあげていた。
軈て口を離し、自ら跨がり肉棒を割れ目に誘った。
ヌルッっと一気に呑み込むと喘ぎ声が漏れた。
「あぁ…仁さん…いぃ…私の仁さん…」
感情を剥き出しにして、私を求める佳子に悪い気はしなかった。
更には、佳子の若い身体に溺れ始めていた。
佳子の求めに応じて、満足させ続けてやれば離れないと思っていたのに、私の方が溺れていた。
上になり、悶え喘ぐ佳子を下から突き上げるようにしてやった。
深く奥に当たるよう、佳子の腰の動きに合わせながら。
胸に手を宛がい、乳首も刺激してやりながら佳子を感じさせてやる。
狂ったように悶え喘ぐ佳子…
箍の外れた女の姿がそこにあった。

いやが上にも気分は盛り上がっていく…盛りの付いた雌雄が激しく求め合い…貪り合っていた。
先に佳子が逝く…後を追うように私も逝った…
私が逝ったのを見て…満足気な顔をしながら…覆い被さってきた…
全身を私に預け…佳子の重みが心地好かった。
両手で私の頬を撫で回し、唇を重ねてきた。
何の言葉も要らなかった。
ただただ、互いに相手が居るだけで満足になっていた。
「佳子。仕事はいつから探すの?」
「派遣に登録するつもり。簿記持ってるから。」
「関連会社に聞いてみてあげようか?」
「本当に?」
「ああ、後で聞いてあげる。大事な佳子の為だから。」
「仁さん…やっぱ大好き…」
出社ギリギリまで抱き合いながら、唇を重ね合った。
別れを惜しみながら、出社した私は、子会社に連絡を入れてやった。

経理の事務員を補充する話を聞いていたからだ。
親会社の私から連絡が入ったので驚いたのか、直ぐ面接の運びとなった。
私の関係者と念を推し、面接にも同席する旨を伝え、午後に連れて行く事にした。
佳子に連絡を入れ、昼に会社を訪ねてくる様に言った。
展開の早さに驚きながらも喜んでくれた。
昼になると受付から内線が入った。
直ぐに受付に行き、佳子を伴って会社を出て歩き始めた。
「食事してから行こう。」
「はい。会社に居る仁さん…格好いいんだね…」
「んっ?普段は格好悪いって言いたいの?」
「ううん…普段は素敵…今は格好いい…」
「誉めても、食事しか出ないよ。佳子のスーツ姿も素敵だよ。また惚れ直した。」
「ありがと。」
若い恋人同士がじゃれ合う様にパスタを食べに入った。

向かいに座り、満面の笑みを浮かべながら楽しそうにパスタを食べる佳子を見ながら、更に惹かれてく私がいた。
食べ終わり店を出ると、偶然にも子会社の社長に会った。
「社長。これからそちらに伺う所でしたよ。」
「ああどうも。何でウチに?こちらの方は?」
「事務方を紹介しにですよ。こちらがその方で、佳子さんです。」
「そうでしたか。宜しくお願いします。取締役の紹介じゃ即採用ですから。」
「始めまして、武内佳子です宜しくお願いします。」
「社長の宇都宮です。宜しくお願いします。」
3人で歩いて2分程の所にある子会社に向かった。
会社に着くと、子会社の社長が社員全員に佳子を紹介したのだ。
「今度経理に入って貰う、武内佳子さんです。取締役の肝いりですから、皆さん宜しくお願いしますよ。」
「宜しくお願いします。」
面接もせずに内定した事に、佳子は驚いていた。
奥の応接に通され、担当者が後から書類を持ってきた。
手渡された書類を受け取り、後日出社の際に提出という事で話しは終わった。

直接は聞かなかったが、私と佳子の関係には気付いていただろう。
皆に見送られて子会社を出ると、佳子が言ってきた。
「仁さん…凄いんだね…嬉しくて涙が出ちゃう…」
「佳子の為だから…泣かないでよ…週末はいつも開けといて…金曜の夜から…後はいつ行くか分からないけど、もう1日は佳子のところに泊まるから。」
「うん…仁さんが来るの待ってるから…」
あの日から今日まで、半年が過ぎているが…今では自宅に帰るより、佳子の家に帰る方が多くなっている。
妊娠3ヶ月を迎えたお腹も、徐々に目立つようになっては居るが、2人を結ぶ愛の強さは日に日に増している。

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コメント

  1. ポチ君 より:

    本妻が可愛そうだけど、「亭主元気で留守が良い」と思ってるかもね(笑)

    それと厚生証書>公正証書

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