私はイベントプロデュースを業にする40歳の男です。
この業界には大学を卒業して以来20年近くいるため、企業イベントで採用するイベントコンパニオンたちと仕事をする機会も当然多いのですが、彼女たちに手をつけたことはそう多くないのが正直なところです。代理店関係者やプロダクション関係者で、コンパニオンに手を出して逮捕されるケースも少なくないのです。
それでもやはり40歳を過ぎようという私のような中年男にとって、20歳そこそこの女の子の早熟なカラダは魅力的で、何度かその恩恵にあずかったことは実際にあります。
また最近の傾向として、私のようなたいして外見も良くない年上のオジサンが好きだという女の子が少しではありますが増えているようなのです。俄かには信じがたいかもしれませんが、そういう女の子は確実にいます。
「彼氏が浮気性で、自己中でかまってくれない」
「オジサンはやさしくてお金ももっている」
など理由はそれぞれですが、なかには「年上のオジサンのSEXを体験してみたい」と露骨に言う子すらいます。
ナオというその子は、外見はいかにも気が強そうなモデルタイプ。
長身で、手足が長くて、日サロでうっすらと日焼けした肌が魅力的でした。滑らかな黒髪をときおりかきあげる仕草や、クールな切れ長の瞳はいかにも自分の色香を知り尽くしている印象がありました。
「あの子のプロポーション、たまりませんねえ。」
「あんな子に股間を蹴り上げられてみたいですなあ。」
企業の関係者はなぜかMが多くて、どちらかというとS気が強い私は思わず笑ってしまいました。
しかしこの女、仕事態度が最悪でした。
外国人の来場者が多いため、帰国子女の彼女にはそのアテンドも業務に入っていたのですが、自分の英語力を過信しているのかその業務態度には目に余るものがありました。
「おい。あの子連れてちょっと控え室まで来てくれ。」
イベント開始から1週間、私はナオの業務態度を我慢していました。
スポンサーからのクレームが来るのではと内心気が気ではありませんでしたが、ナオに忠告してもツンとした表情で受け流すだけでした。そして1週間がたった日、温厚な私もさすがに我慢できなくなり、彼女のマネージャーを控え室に呼びつけたのでした。
このマネージャーも大学出たてのチャラい小僧で、私は自分でも驚くほどの勢いでふたりを怒鳴りつけました。いままでの仕事人生であれほど怒鳴りまくったことはそうありません。
特にナオというその女には英語を使って罵声をあびせかけました。あの時のナオの驚いた表情は今思い出しても笑えます。たぶん私が英語が話せるなんて思いもしなかったのでしょう。
「顔もみたくない。二人とも帰れ。」
業務上は二人がいなくてもまったく問題なかったため私は冷酷に言い放ちました。
「すいませんでした・・・」
見ると、ナオというその女の子が私に頭をさげていました。
「お前みたいなのは必要ない。帰れ。」
「・・・ごめんなさい!私が間違ってました・・・」
先ほどの強気な態度とは打って変わって、ナオは目に涙を浮かべて懇願してなんとか私を引きとめようとしました。その表情・・・目元を紅く染めて、熱っぽく瞳を潤ませた美貌は、私のなかにサディスティックな欲望を芽生えさせました。
「おい、T君、先に現場に戻って他の子を管理しろ。この子のことはおれが決める。」
マネージャーのT君は完全にテンパった表情で現場に走っていきました。
(さあ・・・この女、どういたぶってやろうか。)
私が冷たい目でナオを見つめると、ナオは熱っぽいような甘えるような媚を含んだ瞳で私を見つめ返しました。
結局、その後ナオを現場に戻すことにしました。
もちろん下心があったからです。イベントは3週間にわたる長い期間のもので、その日は最初の週の終わりの金曜でした。私は終礼のあとでナオを呼びつけて人目のつかないところで連絡先を問いただしました。一瞬戸惑うような素振りをみせていましたがナオはあっさりと携帯の連絡先を私に告げました。
ナオは20歳の短大生で、都心から離れた場所に独り暮らしをしているようでした。私は電話口で優しく彼女に接しました。
「昼間はすこし怒りすぎた。おれが悪かった。」
「・・そんなことないです。私が悪かったんです。」
「これからそっちの駅に行くから食事でもおごらせてくれ。」
「え?こっちってうちの近くの駅ですか?」
「そうだ。40分くらいで着くからまた電話する」
私は言い置いて電話を切りました。
時計を見ると夜の9時。
ナオのあの声色から私はなぜかある確信があったのです。
「あんなふうに怒られたこと、ないんですよね。」
カクテルに口をつけながらナオは溜息をつきました。
私とナオの二人連れはどう見ても不釣合いでした。冴えない中年男とキャバクラ嬢といったところでしょうか。駅ちかくのバーに入るまで道行くサラリーマンが好奇の目で見ていくのがわかりました。ナオが駅まで来ることをなぜか確信していましたが、それでも駅にその姿をみとめたときは私は胸が高鳴るのを抑えられませんでした。
「Yさんに怒られて・・・なんだかうれしかったんです」
「なんだそれ?お前マゾなんじゃないか?」
「えー・・・そんなことないとおもうけど・・」
「見かけは気が強そうだけど、本当は甘えん坊か?」
「あ。それはそうかも・・どうしてわかるんですか?」
バーでの会話の雰囲気によっては、あきらめて帰ろうと思っていましたが、予想以上にナオは私になついてきました。
「わたし年下としか付き合ったことなくて。いつも甘えられるほうだから、ちょっと欲求不満なのかも」
「オッサンとつきあったことはないってか?」
「ないです・・けど、つきあってみたいかも・・」
「大人をからかってんだろ?」
「そんなことないですよ。」
目の端にかすかに媚を含んだナオを見て、私は完全に勃起していました。
「今週はおれも疲れてなあ。オッサンには現場はこたえるよ。」
昼間のことは一切口にせず、私はビールを飲みながらナオの横顔のセクシーな美しさにあらためて見とれました。
(それにしても何ていい女なんだ。一度でいいからこの若いカラダをしゃぶりつくしてみたい。ベッドで失神するくらいかわいがってみたい・・・。)
「もう一杯飲むか?」
「もうムリ・・私もつかれたから今夜酔うの早そう・・」
「いいから飲め。わかったな?」
私は終電がなくなるのを目でたしかめながら、ナオのからだから匂いたつ甘いコロンの香りを楽しみました。
「今夜はお前の部屋に泊まるぞ。」
「ええッ!?ムリです。ぜったいムリ!」
「終電もないのに放り出す気かよ。それはひどいぞ。頼む!お願い!」
私はわざと同情をひくように弱弱しく懇願しました。ナオが彼氏とうまくいっていないのが分かった途端、私は即効で口説きに入りました。
「なんにもしないから・・・な?いいだろ?」
「・・・そんなこと言われても・・・」
酔いがまわっているナオを強引にタクシーに連れ込み、マンションに向かわせました。酒量をセーブしていた私は、タクシーのなかでナオの黒いタイトミニとロングブーツに粘りつくような視線を這わせていました。
「何にもしないって・・ゆったじゃん・・あン・・いやンッ!」
部屋に入ってコーヒーを飲み終わらぬうちに私は背後からナオを抱きすくめていました。
「たまんねえんだよ・・なあナオ・・おれの女になってくれ・・」
嫌がるナオの耳元で熱っぽく囁きながら、うなじに鼻を埋めて舌をつかうとナオはゾクッゾクッと敏感に反応しました。からだじゅうを撫でまわしながら黒いニットのノースリーヴのうえからさりげなくバストを揉みたてるとナオは甘い悲鳴をあげて逃げようとしました。若いピチピチと弾けそうな肌の感触は私の理性を完全に狂わせました。
「ああいや・・・離して・・ううン・・・はンッ!」
私は強引にナオにキスをしながら、まるでレイプするような倒錯した興奮に打ち震えました。
「ううンッ・・・はあ・・だめえ・・・」
濃厚なキスを何度も何度もくりかえしては耳元で囁くと、ナオがしだいに息を乱しはじめるのがわかりました。卑猥に舌をからませあい、見つめあってはまたお互いの唾液を味わううちに、ナオの目が潤んだように濡れてきました。キスは男と女の主従関係を決定します。だから私はこれぞと思った女には丹念にキスをくりかえします。若い女のからだを芯からとろけさせて狂わすには、情熱的なキスのテクニックが効果を発揮するのを若い男は知らないのです。
「Yさんのキスやばい・・とろけそう・・」
「キス、きらいか?」
「・・・大好き・・・。」
「じゃあ舌をだしてごらん」
「ああン・・超エロいよお・・」
ネチっこいクンニであそこをたっぷりと賞味した私は、何度もいかされてぐったりしているナオのからだじゅうを舌で味わっていきました。
セックスをはじめてからもう1時間が経過していましたが、私にとってはまだ長い夜が始まったばかりです。
「もうだめ、さわらないで・・もうやだ・・・もうやだ・・」
意識とは関係なく私がさわるたびに、舌でねぶるたびに声がとまらなくなりからだが反応してしてしまうのがこわくなったのでしょう。若い男とはまるで違う、中年男のじっくりと吸いついてくるような精力はナオにとってはたまらない刺激だったようでした。
私はナオの肌に狂いました。
蛭のように吸いついたまま、離れませんでした。
しっとりと汗ばんだナオの肌の匂い。あの子猫が泣くような可愛らしいよがり声を思い出すだけで勃起してきます。
「まじおかしくなるかと思った・・・」
「たっぷりペロペロさせてもらったからな」
「・・・ヘンタイ。」
「お前がかわいすぎるから悪いんだぞ。」
「ああン・・だめ・・お尻はやだ・・」
「はじめて見たときから狙ってたからな・・この乳も・・尻も・・」
「・・・はンッ!」
「いままでつきあった男でだれがいちばんエロいか言ってみろ。」
「・・・こんなふうに・・されたことないです・・」
「・・なに勝手にさわってんだよ」
「だって・・すごいかたくなってるもん・・・」
甘えっぽくキスをもとめてくるナオ。
勃起したペニスを指で自由にさせながら、私はナオが自分からおねだりしてくるまでねちっこく言葉で嬲っていきました。若くて美しい女が、中年男のテクニックの前に理性とプライドを壊され身も心もとろかされてゆく姿ほど
官能的なものはありません。
まず最初に女のほうからもとめさせ、そのあとじっくり後背位で犯す。
楽しみはあとでとっておくのが私の流儀です。
ナオはたまらなそうな声を洩らしながら私のペニスをしゃぶりはじめました。