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中学の水泳授業で笑い者にされたデカちん君

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中学のプールの授業で、着替えの時にちんこデカいのがバレた奴がいた。女子がいる場所でも「あいつちんこデケーぜ」とか笑われるもんだから、性格が内気なそいつがちょっとかわいそうになった。

しかし実際は俺の方が多分デカい。俺のが見られていたら、俺がそいつの立場になってしまっただろう。これからも見られないように気を付けようと思った。

ある日、みんなにからかわれているデカチン君を、クラスのA子がかばった。「おちんちんが大きくたっていいじゃない!私大きいの好きよ」などと言うわけはなくて、「あんたたちいい加減にしたら」くらいの感じだったと思う。

でも周りには「あいつデカいのが好きなんだぜヒャッハー」と笑われるようになり、デカチンとA子は恥ずかしくなったようで、お互い全然話さなくなった。デカチン君に聞いてみたところ、A子を前から好きだったらしい。A子も、デカチン君をかばったくらいだから悪く思ってないのは確かで、なのにこんなことで話さなくなるのは、良くないことだ。

俺は一肌脱いでやることにした。デカチン君を元気付けようと、俺もデカイことを白状した。「俺だってデカいよ、もう気にすんな」と言ってなぐさめた。

次はA子だ。「俺だってデカいよほら、もう気にすんな」何の解決にもならない的外れな言葉だとは、我ながら思ったけど、2人とも思いのほか気を楽にしてくれた様子だった。

中学の間はまだ話せないままだった2人も、高校に入ってから付き合い始めた。よかったよかった。俺には彼女いなかったけど3人の交友関係はしばらく続いた。

でもどうやらちんこの膨張率って、個人差が結構あるらしい。「勃起状態ではデカチン君の圧勝だよ」って言われた時はちょっと悔しくなったなあ。

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