ぼくがこの学生寮に移ったのは、ちょうど暑くなったころ。見知らぬ土地で、ぼくは不安でいっぱいとともに、人生初の学生寮に入ることに胸を高鳴らしていた。
朝、学生寮につくと、窓口のところにいたおじちゃんがぼくの名前をチェックした。
「俊哉くんね。ここの寮のルールは、聞いとる?」「えーと、はい。だいたい」
ぼくはなんとなく頷いた。確か夜、8時以降は外出禁止だったっけ?結構厳しいのかな?他のとこはわかんないから比べようがないんだけど。「んまー。時期になれるで」おじちゃんがのんびり笑ってくれたので、ぼくもちょっとだけだけど緊張を解けた。
男子学生寮ってのは予想以上に、汚いもので、さらに小さい。食堂、ちょっとした遊び場、いろんな部屋を見ているうちに、何度もぼくは家に帰りたいと思った。2階の03・・・。
おじちゃんからもらった紙を見て、ぼくは203と書かれた扉をノックした。相部屋と聞いていたけど、返事はない。もう一度ノックしたけど返事は無いので、鍵をかかっていないのを確認して、ドアをそっと開けた。小汚い部屋に、テーブル、テレビ、二段ベッドがあった。
二段ベッドの上の布団がぐちゃぐちゃだ。もう一人がここで寝ているんだろう。歩くスペースはほとんどないのに、テーブルが真ん中に置かれていて、異様に邪魔。その上に、汁だけ入ったカップ麺が置かれていた。
「きたな・・・」A型の結構几帳面なぼくは思わずそう呟いてしまった。(変な人だったらどうしよ・・・)ぼくはため息をついた。
とりあえず、その日は土曜日だったので学校はなく、一日中暇だった。ここら辺を知らないから、散歩に出ても良いけど、部屋の相方に挨拶もしたいなと思う。でも、どこにいるかわからない。
とりあえず、ぼくは荷物を置いて、空いている引き出しに自分の服を詰め込んでいた。「おい!熊!おっせえぞ!」ドアが開いたかと思うと、突然怒鳴り声が響いて、ぼくは体を止めた。
背の高い先輩らしき人が、部屋の前に立っていた。ぼくを凝視して、眉をしかめた。「誰?」「ああ、大沼俊哉です。今日から、ここのC学に転校して来たんで、この寮に入ることに鳴りました」
ぼくは急いでそう言って頭を下げる。「ふーん」ぼくの顔をじーっと見ながら先輩(?)はちょっと笑ってドアを閉めた。
閉まったドアをじっと見つめていると、すぐに開いた。「あんさ、今日夕食終わったら、お前の歓迎会してやるから」「はい?」
「かんげーーかい。卓球するとこあるだろ。夕食が6時からだから、7時だな。場所分からんかったら、熊に教えてもらえ」またドアがしまった。「うそー」
歓迎会って自分のために、そんなことをわざわざやってくれるなんて思ってもみなかった。喜んでいいのかわからず、とりあえず、ぼくは部屋で夜を待つことにした。熊と呼ばれる、部屋の相方は結局帰ってこずに、ぼくはジャージに着替えて、一人で食堂に行った。6時から開始みたく、多くの生徒がそこで一緒に鳴ってご飯を食べる。
部屋の数から想像できないくらいの量の生徒がいた、あとからあとから来て食堂を埋め尽くす。なんとか席に座り、最初に食べたカレーの印象は決してまずくもなかったが、家で贅沢言ってるときに比べるとだいぶ物足りない。「おい、一年」
突然肩に手が乗って、ぼくは振り返った。さっきの先輩だ。「あ・・・はい」「用意できたら、早く来いよ」
「はい、あ・・あと、ぼく2年なんです」ぼくは苦笑いしながら言った。背は実は凄く低い。結構気にしていることだ。「へ〜、なるほど」
また先輩は軽く笑って、ボクの肩を二回ほど軽く叩いた。「俺は、3年。大橋だ。まー、年は気にすんな。ここは1、2、3年みんな仲良くやってんだ」そう先輩が言ってくれてぼくは微笑む。
「まー。例外もいるけどな」「はい?」「まー。来てみれば分かるって」
よくわからないまま、食堂を出るとぼくは先輩と一緒に、卓球台のある大広間につれていかれた。そこには既に大勢に生徒が集まっていて、みんな座っている。ぼくは急に緊張してきて、息が詰まるのを感じた。
みんなの前に立たされると、元気よく挨拶した。「大●俊哉です、今日、転校して来た2年です。ヨロシクお願いします」頭を下げると、ざわめきが聞こえた。
2年というのをみんな不思議がっているのだろう。小学生に間違えられてばかりの顔や体系だ。「まー、そういうことでみんな、仲良くしてやってくれよ」上手く、大橋先輩がまとめてくれて、薄っぺらい拍手が起きたとりあえず、落ち着いたと思ったら「おい、熊!」と、突然大橋先輩が大声を上げた。
ムクッと一人の少年が束の中から立ち上がる。横幅がだいぶ広く、本当に熊みたいだ。ただ、色白でぼくと同じく童顔で、背も小さめ。一年生だろう。(部屋の相方の・・・)「前に出て、始めろ!」
命令口調で先輩が言う。彼はとぼとぼと前にで来る、その足取りは妙に重いし、他の生徒たちはにやにやしながら彼を見つめている。そして、もう一つ。彼が歩くたびに鈴の音が聞こえるのが妙に気になった。
一体何が始まるのか、不思議でたまらなかった。「えーと・・・一年の、熊●智です」小さな声で彼がぶつぶつと呟いた。
「はあ?なに?」「おちっこしたいの?」生徒たちがしきりにからかう。
「えーと、新しい人のために、芸を考えました」熊がそう言って、突然シャツを捲った。でっぷりしたお腹に、顔が描かれていて、生徒たちがどっと笑う。
熊は顔を引きつらせながら、お腹を揺らしたりした。最初はうけたものの、そのうちヤジに変わり、熊はしぶしぶとシャツを降ろした。「いい加減にしろよデブ!」
「つまんねーーーもっと面白いもん見せろ」ヤジの中、大橋先輩が熊に近づいた。「なあ、熊。面白いもんだって、なんだろな?」
こそこそ言ってるわりにはボクの耳にはっきり聞こえた。「え・・と、いや・・・」「早くしろって、ちゃんと付けてんだろ?」
大橋先輩がそういうと、熊は観念したのか動きを見せた。だが、次にやる行動がぼくにはとても信じられなかった。熊は、ジャージのズボンをおろしたのだ。
真っ白なブリーフが丸見えになって、生徒たちは爆笑する。どう見ても、小さいサイズのブリーフで、お尻のでかい熊にはピチピチで、前にはヒヨコのロゴが入っている。サイズが小さい分だけ、お尻の方もパンツに入らない分お尻の割れ目、たるんだお尻の下の肉も見えている。
そして、熊は自らそのパンツも下げた。「あ・・・」と、ぼくは声をあげた。生徒たちからも歓声が聞こえる。
まだ無毛で押さない、熊の包茎はC学生と思えないくらい短く、金玉とともに萎んでいるように見える。そして、驚いたのがその小さなあそこに短い糸が付いていて、その先には鈴が付いていた。「初め!」
先輩が手を叩いた。熊は、腰を揺らして、ちんちんをぷらぷら動かしだした。爆笑の渦の中、それと同時に、鈴のついた紐がくるくる回って鈴が、りんりんと音を鳴らす。「最高!」
「ほら〜、回せ回せ〜もっと、早くう」熊は必死に歯を食いしばって恥ずかしさに耐えているように見えた。ぼくはなんだか怖くなって来て何も言えず、ただ、熊の股間を凝視していた。
先輩が、okを出す頃には熊は少し涙目になっていた。普通ならこんな屈辱、耐えられずに泣いてしまうだろう。と、ボクは思った。「それで、俊哉くん」
「はい」先輩の声にぼくは怖がりながらも返事をした。「キミは、2年だから、もちろん生えてるよね?」
突然の質問にぼくは、戸惑った。「え・・・あ・・・」その反応に生徒たちがざわめいた。
「まさか?生えてないとか?」「うそ?」「2年だろ?あいつ」
1年だろう生徒たちも、囁き合う。だんだん、見せろ的なムードになってきた。ボクの表情が引きつった。
「うん、じゃあ毛のチェックだけな。別に生えてるなら問題ねーけど」先輩がぼくのズボンを掴んで降ろした。トランクスが丸見えになる。ぼくはそれだけで恥ずかしくて仕方ない。なのに、先輩は既にボクのパンツに手をかけている。
「じゃあ、1、2、3、。。。それ!!」トランクスが下がった。ぼくは同時に俯いた。無毛で、極小のあそこが公開される。
一瞬、生徒たちは息を呑んだのかと思うと、すぐにそれは大笑いへと繋がった。「うっそおおおお」全員がはしゃぐ。
「あれで、C2? S学生だろー?」熊も横目でぼくのあそことぼくの恥ずかしがる表情を同時にちらちら見ていた。「おいおい〜、これはどういうことだ、俊哉く〜ん」
先輩が下半身丸出しのぼくの肩を叩いた。「熊より小さくない?」「いや、同じくらいだろ?」
ぼくと熊は並んでサイズを計らされた。悔しくて涙が出そうだった。「微妙に、熊の方が太いな」「小学生かよ、こいつら」
ぼくは歯を噛み締めた。大橋先輩が手を叩いて、騒ぎを止めさせた。「んまー、そういうことで、この寮に、無毛で小チンコのやつが二人も集まったってわけだ。こいつは今日から熊の仲間入り。な?」
そう言われてぼくは顔を赤くする。「お前は2年みたいだけど、チン毛さえ生えてねーやつは、一年にも敬語使うってのがこの寮のルールなんだ。熊と同じく、お前は全員の命令に必ず従うこと」「・・・はい」
ぼくは頷いた。とにかくパンツを上げたいが、許してもらえない雰囲気だ。「あと、小学生用のブリーフを買うこと。そんな小チンコ、どんなにちっせえパンツでも隠せるしな」どっと笑い声。
「よかったなあ、熊。仲間が出来て」大橋先輩がニヤッと笑った。熊も俯く。「そうだ、こいつにもさっそくだから鈴付けたらどうだ?」
突然、他の生徒からの一言で、一気に盛り上がる。「いいねー。横井、鈴持ったか?付けたれ」ぼくはすごく慌てた。横井と呼ばれた生徒が前に出て来て、ぼくの下半身の前でしゃがんだ。
「付けれるかなー?」「ちっさいから、難しいぞこれは」またどっと笑い声。ぼくは既に涙目だ。
産まれて初めて、人に股間を摘まれて、鈴の紐を結ばれる。「難しっ!」だが、糸はすぐに外れてしまい、上手くかからない。
横井はまたぼくの細くて短いあそこを指で摘んだ。「あぁ・・・」今度は声をあげてしまい、笑いを誘ってしまった。
「こいつ、敏感過ぎ〜」横井先輩はそう言って、糸をかけようとした。が、彼はその手を止めた。
「なんかさ・・・こいつ。勃ってきとるぞ!!」ボクは顔を青ざめた。「マジで?こいつ、早っ」
「熊並みの変態か?」笑い声の中、ぼくの股間に視線が集まり、ぼくのあそこはムクムクとみんなの前で大きくなった。そしてとうとう天井を向く。
「勃っても、そんだけかよ〜〜」その声とともに、横井先輩がぼくの勃起したものを指で力強く弾いた。天井に向いたものは、ピイィンと震える。
年下の一年のいる前で、ぼくはあそこを勃てたまま、泣き出してしまった。二人で部屋に戻ったときは、夜の9時頃。楽しみにしていた部屋の相方の出会いがあんなものだとは、考えれば皮肉だ。
「泣かないでよ」声変わりもしていない熊は、細高い声で、ぼくを慰めてくれた。lぼくは、まだ初めての屈辱を思い出して啜り泣く。「まだ、俊哉くんは、気に入られてる方だよ。・・・・ぼくと、てっちゃんなんて、初日から、みんなの前でオナニーさせられたんだ」
ぼくは泣くのを止めた。「てっちゃんってのは、ボクと一緒の一年でね。今は生えたから。。。もういじめられなくなったんだけど。。。僕らの時なんて、泣いても許してもらなかったんだ」「・・・そうなんだ」
ぼくは涙を拭き取った。「大橋って先輩が3年のリーダーなんだ。2年のリーダーがさっき、俊哉くんのあれに糸結ぼうとした横井って人。一年はまだ、そこまでまとまってないけど・・・」「・・・・ふーん」
ぼくは頷く。「でも、ぼくらは一年でも逆らっちゃ駄目だからさ。あんまり声かけ無い方がいいよ」「どうして?」
「だって、機嫌悪いときだったら何命令されるかわかんないんだよ!?寮内のことは、学校には秘密にしてくれてるだけでも嬉しいけど、廊下でフリチンでずっと立たされたときはすっごい泣きたかったよ!」そんないじめ、考えたこともない。そして考えるだけでも恐ろしい。「うん、わかった。ありがとう」
教えてくれて、という意味でぼくは熊に頭を下げた。「なんか、俊哉くんってぼくより背低いよね」突然熊がニコッと笑ってぼくの頭を撫でた。「弟みたいで可愛いな」
「いや、ぼくは年上だから」ぼくもクスリと笑う。「関係ないってここじゃ、でも寮で友達できて、ちょっとは、嬉しい」
熊の言葉に、ぼくは顔をあげた。「あ・・・ごめん。うん、そうだよね。早く生えて、抜け出したいよね」「・・・うん、まあ」
「でも、俊哉くんは2年生だからいいよ。ぼくは一年だからまだ当分生えなさそうな、気がする」そういう、熊のその目は少し潤んでいた。次の日の朝起きたのは、7時頃だった。日曜の朝食の時間は、平日ほど時間は決まってないらしい。
とりあえず、ぼくは歯を磨こうと、歯ブラシなどをもって洗面所に一人で行った。トイレに入り、鏡に向かうと、ふと大便器の扉が一つ開いているのに気づいた。なんとなく、中をのぞいてみる。そして、ぼくは驚いて声を上げた。
「ちょっ!熊!!」「声ださないでよ!」熊が便器にまたがりながら、呻く。
「何やってんの?ドアしめなよ!」「いいから、あっち行ってよ!」熊は顔を青ざめて必死だ。
「はあ?だから、ドアを・・・」その時、先輩たちが洗面所に入って来た。「おはようございます」
ぼくは頭を下げる。「おう、今日も元気か?」横井先輩が、ぼくのあそこをジャージの上から揉んだ。
「ああ〜勃っちゃうわ〜〜やめてえ」他の先輩がそう言って笑う。「今度は、泣いても、ぜってー、鈴かけてやるから」
横井先輩の言葉に、ぼくは唾を飲み込んだ。「ん?」一人が大便のドアが開いているのに気づいた。
「あれれ〜〜?熊〜〜?おはよー」恥ずかしい格好の熊を笑いながら、大便所のドアを全開にする。「ドアは全開にしろってルールだろ!?」
横井先輩が熊の、お尻を後ろから蹴っ飛ばした。「同じトイレ使わせてもらうだけでもありがたいと思え、デブ小ちん!」「・・・は・・・は・い」
熊はこちらに大きなお尻を向けながら、返事する。「せっかくだから、見ててやるよ。俊哉も一緒にな」ぼくはギョッとした。
「ぼ、ぼくは!いいです!」遠慮すんなって。と、先輩はぼくの肩を掴んで大便器の方へ向かした。「熊〜、早くうんちしねーと、もっと人呼ぶぜ?」
先輩たちが笑った。一体熊はどんな気持ちなんだろう。と、ぼくは想像した。「はーい、ただいまより、デブのうんちタイムで〜〜す」横井先輩がそう言って、盛り上がる。
ぼくはこれからも、自分が同じ仕打ちを受けると思うと鳥肌が立った。結局ボクは、顔も洗えず、トイレも使う気にはなれなかった。帰り、「ごめん」と熊に謝った。
熊は少し涙目で、「別にいいよ」と、だけ言った。「どうせ、きみも見られるんだし」と。ぼくはこくんと頷いた。
部屋に戻り熊を慰めていると、今度はぼくの股間が張り裂けそうになるのを感じた。「もしかして、俊哉くん。トイレ我慢してた?」「・・・・・うん」
ぼくは恥ずかしそうに頷く。「うんちじゃないよ。おしっこ」「それでも、パンツ全部下ろして、しなきゃいけないんだ。1メートルくらい離れてさ。おしっこの線とか全部見られる・・
・」ぼくは顔を引きつらせた。「嫌だ?」
「当たり前だよ!!」ぼくがムキになると、熊が笑った。それに対して、さらにムカッと来る。「ちがうちがう。ごめんごめん、そーいうことなら、解決済み」
「え?」「ぼくと、てっちゃんって子、話したでしょ?前友達だった子。その子と、一緒にいじめられてたときに、いろんな案探したんだ」「案って・・・?」
「おしっこくらいなら、部屋でもできるじゃん」「はあ?何言ってんの!?汚いよ!」なんて常識の無いヤツだとぼくは熊を疑う。
「聞いてよ、真面目だよボク。ほら、これ見てみ」熊はベッドの下からペットボトルを取り出した。最初に紅茶かと思ったぼくは、一気に鳥肌を立たせた。
「それ、、、まさか。。。。」「ぼくのおしっこ」「最悪!!死ね!バカ!」
ぼくはしきりなしに喚く。「なんだよー。別にいいじゃん。見られるよりは・・・最初だけだぜ。そうやって言ってられるの」「でも・・・」
熊がチャックを開けて、皮のかむった小さな物を取り出して、ペットボトルの中にそれを入れて、中に静かにおしっこをしているなんて、想像するだけで悲しくなった。というより情けない。「やっぱ、できんよ。無理だし」「へー。俊哉くんの為に言ってあげたのに」
熊が詰まらなさそうな顔をする。「じゃあ、トイレ行くの?」「うん」
「そーいえば、てっちゃんさ、小便してるあいだに、後ろからとび蹴り食らって、下半身べちょべちょになったことも・・」ぼくは顔を青ざめた。「くまーー、そういうこと言わないでよ」
「だって本当だもん」「じゃあ、いいよ。ここですればいいんでしょ?」喋っている最中も、ぼくの限界は近づいていた。張り裂けそうなくらい尿がぼうこうに溜まっているし、早く出したい。
「あっち向いててよね」「さっき、俊哉くんだって見たじゃん」「あれは、先輩が勝手に・・・」
「でも、見たじゃん」熊のそういう態度は本当に嫌いだった。年頃だから友達のでさえ、興味あるだろうし、それは仕方が無いことは知っていた。でも、熊よりは一つ年上だし、それに伴わないサイズがサイズなのだ。
それなのに、見たいなんて。知り合いとしては別にありだが、相方としてはない。なんだか子どもじみたところは彼にはあると、感じてしまう。「わかったよ。。」
ぼくはチャックを開けて、中から小さなものを引っ張りだした。ちょっとニヤニヤした細い目で熊はそれを見ている。「見ないでよ、変態」
「早くしなよ、変態」「・・・・」殻のペットボトルをぼくは受け取って、ぼくはそのなかに、尿をした。
我慢していた分、思い切り、ジョロジョロと出て、熊がケラケラ笑った。後ろを向きたいが、体制が体制なだけに動けない。「ちっちゃいのに、いっぱい出るね〜」
その一言に、すごく腹が立ったが、恥ずかしさの気分にも同時になって、何が反応したのかわからない。顔が赤く染まって反応したならいいのだけれど、反応したのは下半身だった。おしっこの線が徐々に細くなっていって、ぼくのあそこがおしっこの線を出しながら、ふた口のところで膨張していく。
ペットボトルの中にすっぽりハマっているので、外からは見えないが、熊はじっとそれを見ていた。気づかれたのか、ぼくはわからない。全部終わらすと、クルッと反対側を向いて、勃起したものをペットボトルの口から抜いて、さっとしまった。
それから、まだニタニタしてる熊を泣かすのを忘れなかった。お昼はなんだかじっとしていられない気分だったが、特にすることもないのでテレビでも見ていた。チャンネルをパチパチ変えていると、突然昨日先輩が言っていたことを思い出した。
「あ!パンツ!買わなきゃ」確か、ブリーフにしろとか。絶対嫌だけど、バレたら何されるか分からない。けれど、デパートの場所なんてわからない・・・。頼るべき物は友達だ。
「なあ、熊〜〜」ベッドで横になってすねている熊にボクは優しく話しかけた。「嫌だ・・・」
「いいだろ。友達友達」「あっちいってよ」「わかったよ。なんかおごるから」
その一言に熊は答えるように起き上がった。どんだけ安いヤツなんだと思う。ぼくは初めてこの町を熊とともに歩いた。
デパートに行くと、まずぼくのおごりで昼ご飯を食べた。そして、目的のブリーフを探した。子供用コーナーに行って、普通、友達と自分のパンツ選びなんて恥ずかしいんだけど、それが熊の場合、不思議にも楽しかったりした。「これなんか、どう?」
ぼくは灰色のブリーフを手に取る。「全然駄目。それにもっと小さいのじゃなきゃ」「もっと!?」
「だって、ぼくでも小学生用の履いてるもん」熊のお尻が大きいのは見れば分かる。「これなんかどう?」
熊が選んだのは小学校低学年サイズのブリーフ、ガラになんとかレンジャーのロゴが入っている。「ふざけてるの?」「ふざけてないよ!これが普通!」
熊は笑ってたけど、ぼくは笑えなかった。「お尻の割れ目が見えるくらいじゃないと駄目なんだ」熊の昨日のパンツを思い出す。確かにくっきり見えていた。
「ああ、熊・・・もしかして今もピチピチ履いてるの?」「それしか、持ってないよ」「じゃあ、体育のときは?」
確かに体育の時、学校で服は脱ぐ。どうすればいいのだろう。「早く着る。それかトイレ」ぼくは肩を落とした。
「わかんなかったら試着させてもらえば?」「パンツの試着はありません!」ぼくは大声でそう言って、笑った。帰ってから、これからも嫌な生活は待っているかもしれないのに、なぜか熊がいるから大丈夫なんて思えた。
結構、なんとか上手くやっていけるかもしれないと。お昼はなんだかじっとしていられない気分だったが、特にすることもないのでテレビでも見ていた。チャンネルをパチパチ変えていると、突然昨日先輩が言っていたことを思い出した。
「あ!パンツ!買わなきゃ」確か、ブリーフにしろとか。絶対嫌だけど、バレたら何されるか分からない。けれど、デパートの場所なんてわからない・・・。頼るべき物は友達だ。
「なあ、熊〜〜」ベッドで横になってすねている熊にボクは優しく話しかけた。「嫌だ・・・」
「いいだろ。友達友達」「あっちいってよ」「わかったよ。なんかおごるから」
その一言に熊は答えるように起き上がった。どんだけ安いヤツなんだと思う。ぼくは初めてこの町を熊とともに歩いた。
デパートに行くと、まずぼくのおごりで昼ご飯を食べた。そして、目的のブリーフを探した。子供用コーナーに行って、普通、友達と自分のパンツ選びなんて恥ずかしいんだけど、それが熊の場合、不思議にも楽しかったりした。「これなんか、どう?」
ぼくは灰色のブリーフを手に取る。「全然駄目。それにもっと小さいのじゃなきゃ」「もっと!?」
「だって、ぼくでも小学生用の履いてるもん」熊のお尻が大きいのは見れば分かる。「これなんかどう?」
熊が選んだのは小学校低学年サイズのブリーフ、ガラになんとかレンジャーのロゴが入っている。「ふざけてるの?」「ふざけてないよ!これが普通!」
熊は笑ってたけど、ぼくは笑えなかった。「お尻の割れ目が見えるくらいじゃないと駄目なんだ」熊の昨日のパンツを思い出す。確かにくっきり見えていた。
「ああ、熊・・・もしかして今もピチピチ履いてるの?」「それしか、持ってないよ」「じゃあ、体育のときは?」
確かに体育の時、学校で服は脱ぐ。どうすればいいのだろう。「早く着る。それかトイレ」ぼくは肩を落とした。
「わかんなかったら試着させてもらえば?」「パンツの試着はありません!」ぼくは大声でそう言って、笑った。帰ってから、これからも嫌な生活は待っているかもしれないのに、なぜか熊がいるから大丈夫なんて思えた。
結構、なんとか上手くやっていけるかもしれないと。その日の、風呂の時間ぼくらは寮の洗面所へと一緒に行った。食堂ではおばちゃんたちがいるから、何もされないらしいが、風呂や休憩所はできるだけ、他の人がいる時間は行かない方がいいらしい。
服を脱いでいると、ちょうど風呂から出て来た一年から声がかかった。もう、結構夜遅い、僕らを除いて彼らが最後のグループのようだった。「よー、毛なし組」
一人が言ったが、熊は無視して、さっさと服を脱いでいた。ぼくは彼らのあそこを見た。生えていると言っても、一年生。ほんのうっすらとだ。それなのにこの扱いは酷い。
「小ちんこでるか?でるか?」熊がパンツを脱ごうとしていると、後ろから声がする。熊は何も言わず、風呂場へ逃げるように駆け込んだ。ぼくも同様、パンツをさっと下ろして、熊の後を追う。
風呂に入ると、嫌な気分も流されていくのが感じた。親父みたいにぷはーっと二人で声を出して笑った。少し話をしていたが、まだ一年たちが脱衣所で騒いでいる声がした。「気にしなくていいよ。あいつらいばってるけど、先輩の前じゃ、めっちゃ大人しいんだ」
「ふーん」ぼくは安心してそう呟いた。それから、体を洗い、ぼくらは風呂から出た。
が、目の前には一年たちが立っていた。脱衣所でぼくらは目の前でニタニタしてる彼らを見て硬直した。「なんすか?」
熊は素っ裸ながらも、彼らを睨んだ。ぼくはとりあえず、自分のものを隠す。「体拭くんだろ?手伝ってやろうか?」
「別にいいです」熊にタオルを受け取ってぼくらは無言で彼らに、背を向けながら体を拭き始めた。体を拭き終えると、ぼくは下着を履こうとする。だが、自分の下着がないことに気がつく。
熊も同じのようだ。「返して・・・ください」熊は彼らの方を向く。
「おい、返して欲しいって」「どうする?」一年たちは笑いながら相談し合っている。
そして、背の後ろに隠していた、ぼくらに見せる。「パンツ履かせてやるから、一人ずつ来いよ、こっち」ぼくは唾を飲み込んだ。
何をされるのだろう。熊に目で合図を送ろうとしたが、熊も圧倒されているようで、ボクの方を見なかった。ぼくは一歩ずつ前に、自分から前に進んだ。
「小ちん一号。歩いてきます」一人が冷やかした。彼らは笑う。ぼくは彼らの前に立った。
「隠すなよ。手は気をつけだ」指示通りにすると、プランと短い物が露になり、彼らは爆笑した。「んじゃ、履かせてやるよ。目つむって、足上げろ」
不安が頭をよぎる。けれど、従うしか無い。ぼくは目を瞑った。その途端、足をくぐって来たのは、どでかい汚れたパンツだった。ぼくの腰までそれが来ると、彼らは大声で笑ってバカにした。
「きったねーーー!」「それ、熊の使用済みのパンツだぜ?」ぼくは履かされたパンツを見た。確かに、小さいサイズを買ったのに、ちょうどいいくらい。だが。。。
「ここ、黄色いんだぜ?」彼らがぼくの履いた熊のブリーフを指差す。前の部分が黄色くなっている。
「ははは!明日、登校初日パンツはこれで決まりだな」脱ぐのも許されないぼくはそのまま立ち尽くした。「じゃあ、今度は熊・・・」
まるで、楽しみにしていたように彼らは熊を呼ぶ。やつらが使用済みだとしても、ぼくのトランクスを履かせるとは思えなかった。だとしたら。。。
「お前はこれだよ」ボクと同じように、一年たちは、熊の両足にぼくが今日買ったブリーフを履かせた。というより、思い切り引き上げた。ぼくにとっても、小さな目のサイズのブリーフが熊のサイズに合うはずが無い。
彼らの狙いがわかったときには既に遅く、熊ははち切れそうなくらい小さなブリーフを無理矢理引き上げられていた。彼らが手を離したときには、無理に上げたブリーフは紐のようにクルクルに巻かれて、細くなっていた。後ろは完全に紐と化したブリーフはTバックのようになっている。彼らは代わる代わる、熊のお尻を叩いた。
さらに、パンツのゴムが横に引っ張られてチャックの部分が完全に開かれて、熊の小サイズのあそこが中から出ている。「だっせ〜、なんだこれ〜!」彼らは、熊のあそこを指で引っ張ったり揉んだりした。
同学年でも先輩への抵抗は許されない。熊は何も抵抗はしなかった。半ケツ状態のお尻を叩かれながら、熊は急所を集中的に狙われる。そのうち、徐々に熊のあそこが反応し始めた。
「あれれ〜?どしーたぁ?熊」ニタニタしながら、彼らは勃起したくまのものを指で弾いた。泣きそうになりながら熊は手で隠そうとする。すぐに手はどけられた。
「感じちゃったぁ?ぎゃはは」ぼくは怒りでいっぱいだった。ここでは先輩かもしれないけど、本当は年下。腹が立って仕方が無い。大きく深呼吸した。
「やめろよ!!くそやろう!!」だが、声を上げたのは熊だった。彼の顔は怒りに満ちていた。「んだと?半ケツ勃起」
一人が熊の、ホッペを掴んだ。「お前、今なんつった?」恐い顔で彼らは熊につめよった。
「・・・・ご・・・ごめんなさい」熊は何も言い返せず俯いた。数分後、廊下で熊は俯きながら立っていた。
八切れそうなブリーフのチャックから勃起したあそこを突き出し、お尻にはブリーフが食い込み、半ケツだ。さらに、首からは小さなプレートがかけられ、そこに、{風呂で勃起してごめんなさいm(_ _)m}と書かれている。通りがかる寮生たちはあざ笑いながら、熊を散々冷やかした。
わざわざ2階から人を呼んで来たり、熊の股間を摘んだりするものもいた。「おい、新人」熊が心配で部屋に戻れないぼくを先輩たちが呼んだ。
「写真撮ってくれねーか?」「で・・・も・・・」「いいから。ほら」
彼らは携帯をぼくに渡して、一人が熊の隣で屈んででピースした。もう一人は熊の勃ったものを指差す。「は・・・・はい」ぼくはシャッターを切った。
熊は顔を上げなかった。さらに、エスカレートするとムービーを撮るものまで現れた。「さてー、今回。廊下で勃起してるデブがいると、聞きました。あ、あそこです!」
二人掛かりでわざわざ遠くからカメラを回している。「これは予想以上に小さい」股間を隠すことを許されない熊は、あそこをUPで撮られようが何も言えない。2人の生徒は必死に笑いを堪えている。
「キミ 、気分はどうですか?」カメラは熊の顔を映した。熊は何も言わない。
その様子を見ている先ほどの1年たちはおおはしゃぎだ。「キミたち、風呂場で一体何が起きたんですか?」彼らにカメラが行く。
「こいつがね、風呂でいきなり勃起しちゃったんすよ。マジ変態だなって思いました」「ってか、勃起してもあのサイズってあり得ないです」「俺ならショックで自殺しちゃいますよ、ははは」
熊はとうとう涙を流した。だが、それから30分の間、その場を離れることを許されなかった。熊もいいけど、個人的には俊哉が好きなんでもっとも〜っと屈辱を与えてやってくださいね♪次の日の月曜の朝。少し早く目が覚めたので、今日の学校の準備をしていた。
新しい学校のことを思うと胸がドキドキした。ここにいる先輩や一年たちと会うのは嫌だけれど、そのことを除けばある意味楽しみでいっぱいだった。それから、歯磨きをしに洗面所に行った。トイレもしたかったけど、数人の生徒がいたのでできなかった。
彼らはちらちらボクを見ながら、小便器を使うかどうか待っているようにも見えた。熊に言われた通り、部屋に戻ってからいつも通りペットボトルにあそこを入れて、用を足した。人に見られているわけじゃないのに、ぼくのあそこはまたしても、硬くなっていく。
勃起したのを口から外してパンツにしまうと、なんだか情けない気分になった。すると、部屋のドアが急に開いた。ぼくはさっと尿の入ったペットボトルを後ろに隠した。
3年の大橋先輩だ。彼の後ろには横井がいる。同じ2年だ。こいつとだけは同じクラスになりたくはない。だが、ここでは先輩というのがルール。
「おはようございます」と、ぼくは二人に向かって挨拶した。が、大橋先輩はしーっと人差し指を口元に立てた。
ぼくは、え?と首を傾げる。彼らは、ぼくの横を通って、熊の寝ている2段ベッドまで背伸びした。そして、二人とも声を上げず、小さく笑う。
ぼくも気になって立ち上がった。二段ベッドの上でいつも通り熊はジャージ姿で寝ていた。それを見て、すぐに意味が分かった。熊の又のところから何かが天井を向いて、突き出している。
「熊の朝立ちだぜ?」「は・・・はい」「昨日も勃起してたくせに、こりねーよな」
「は・・・はい」ぼくは頷いた。朝から他人にこんなものを人に見られたらたまったもんじゃない。「朝から元気だぜこいつ。おい、俊哉。触ってみろよ」
すごく戸惑ったが、逆らうわけにはいかなかった。今は熊が集中攻撃にされているが、いつそれがぼくに向くか分からない。なでるように、熊の硬いところをぼくはさっと触った。硬い感触が手のひらに伝わる。
「なんだそりゃ、触ったうちに入らねえよ」横井がぼくの腕を持って、無理矢理熊の股間のところに持って行った。突き出した硬い感触がはっきりと手に滲んだ。
「握れ」横井が言った。大橋先輩と違い、彼はぼくに対しておかまいなしのようだ。ぼくは逆らえず、熊の股間を握る。
二人は声を潜めて大笑いする。「感想は?」「ええ・・・と。か・・・硬い」
「そんだけかよ。もっとないのかよ?」ぼくは戸惑った。すると、横井が熊のジャージをするっと下げた。
ぼくはぎょっとした。熊のピチピチのブリーフがキツそうにテントを張っている。ピチピチ故に、勃起でチャックがさらに横に広がって、今にも中からあれが飛び出しそうだ。「これ傑作」「勃起王子だな」
ぼくは熊の表情を盗み見た。熊は腕を目のところに覆いかぶせているので表情がはっきりと見えない。まだ目が覚めないのだろうか。「おい、俊哉。お前の友達のちんこが、キツいって言ってるぞ。チャック開けて出してやりなよ」ぼくは生唾をゴクンと飲み込んだ。できれば人の勃起なんて触りたくない。
「で、、、でも。。」「できねーのかよ?」堪忍して、ぼくは、熊のブリーフの両端を持った。触らずに出す方法と言えばこれしかない。
ブリーフの端を左右にキュッと引っ張る。途端に元気よく、ポンッと。硬いものが飛び出した。横井は笑いを声らながらボクに言った。
「よし、掴め」「え??」耳を疑った。生でってことだろうか?絶対にやりたくない。
横井がぼくの手を持った。そして、無理矢理持って行く。「あ・・・・」次の瞬間、ぼくは生で熊のイチモツを掴んでいた。
掴むと言ってもそれほどの長さはない。指で握れる程度。「あっはっは、いいね〜」大橋先輩も笑った。
横井がぼくの指をしっかりと支えながら、それを上下に動かした。まさか・・・と思ったが遅い。ぼくの指が熊の皮を捲って包んでいた皮を剥がす。ピンク色のものが出る。
ぼくは耐えられなくて目を瞑った。「ちゃんと見ろ」大橋先輩が、ぼくの頭を小突いた。
「ほら、もっと早く」横井がぼくの指を掴みながら上下に動かす。まさか他人のあそこを触って摩るなんて、この感触は一生忘れないだろう。
「起きる前に射精させてやれ」「はは。夢精の間違いだろ?」彼らはニタニタしながら熊のあそこを凝視した。
さらに硬くなっていく感触を感じながら、ぼくは熊の表情を見た。ぎゅっと目を瞑っている。(うそ・・・・まさか・・・・)熊が唇を噛み締めた。
その時、横井が手を放す。びゅっ。ぴゅるっ。ぴゅるるっ。と、熊のあそこから少量どろっとした白い液体が出てぼくの手に掛かり、さらに熊の上着の上に付着した。「うわ!!きたねっ!!」
彼らは笑いながらダッシュで走って逃げていった。ぼくは立ち尽くしたまま、固まった。そして、たったそれだけの量で既にふにゃふにゃの熊のあそこから、ぼくは指を離した。
自分の手を最初にティッシュで拭き取り、熊の服と、股間のさきっちょをティッシュで拭いて、ズボンを上げた。熊の表情は見えなかったが、きっと泣いているんじゃないかと思った。さっきより、表情が隠れている。
朝食の時、ぼくらの周りに生徒たちは誰も座ろうとしなかった。「お前の指、イカくせえぞ〜!」「朝から、出してんじゃねーよーデブ」
「ホモやろー」ゲラゲラ笑う、少年たちを無視しながらぼくらはご飯を黙々と食べた。食堂を出ると、ぼくは制服に着替えて、寮からたった数十メートル離れた学校に登校した。
緊張しながらクラスに入ると、予想外にもクラスのみんなは歓声をあげて、ぼくに馴染んでくれた。担任も廊下で、学校の中で一番まとまりのいいクラスだけが自慢だと、笑っていた意味が分かった。心配していた横井もどうやら同じクラスではないようだ。
その日は、新しい友達も出来て、すごく幸せな一日を送れる事が出来た。帰りに下駄箱で靴を履き替えていると、向こうから床を大きくならしながら巨体が近づいてくるのがわかった。ぼくは声を上げた。
「俊哉くーん」熊だ。朝もあってるし、特に珍しいわけでもないが学校で会うのは初めて。すごく新鮮な感じがした。「どこの教室なの!?」
「一階!俊哉くんは二階?」「うん」「友達できた?」
「もちろん」ぼくはにっこりと頷いた。「熊も、ちゃんと、いるの友達?」冗談っぽくて言うと、熊も笑ってくれた。「いーーっぱい、今度ぼくのクラス遊びに来てよ」「いや〜、でも年下だろー?」
「いいじゃん」熊はなんだか本当に僕に会えて、嬉しそうな表情だった。あまり頷きたくなかったが、「気が向いたらね」とだけ、笑顔で言っておいた。「おーい、ホモやろー」
ぼくらが振り返った先には、横井がいた。「随分嬉しそうだなぁ、おホモだちに会えて」熊は俯いたがぼくは彼を睨んだ。
「何だ?おホモだちのおかげで、ちょっと反抗的になれたのか?小ちん」彼がぼくの顔を顔を見て近づいて来た。「お前と一緒のクラスになれんくて、ちょー残念だわ〜」「ぼくは、嬉しかったけど?」
「駄目だよ。やめなよ…」と、小さい声で熊がぼくに呟く。「ふ〜ん。まあ、お前は顔は可愛いからなあ。ま、今は可愛がられてるけどよ。すぐに熊みたいに的にされるぜ」横井は笑いながらそう言って、去って行った。
だが、横井の言う事はきっと当たっているかもしれないと思った。その日も、風呂に入っていると、先に出た一年が襲撃して来た。「ほらほら、二人とも隠さず、並べ並べ。そうだそうだ。いい感じに揃ってるぞ〜、小ちんが」
ぼくらは風呂場の真ん中で素っ裸で並ばされた。一年の言う通り、ぼくらの小さく丸い物がちょこんと二つ同じ高さくらいに並んで揃っている。一年の一人が水の入った洗面器にタオルを押し込み、水一杯をタオルに含ませた。
そして、そのタオルでぼくらのお尻を叩いた。ピシャッ!と音とともに、ぼくらは代わる代わる跳ね上がる。「おら、おら泣け〜〜!!」
「いいぞ、てっちゃん!もっと叩け!」ぼくはそのとき、その声にぴくっと反応した。もう一度、誰かが言った言葉を確かめたかった。が、すぐに生のお尻にタオルがピシャリと当たり、ぼくは飛び上がった。「ケツだけじゃ、詰つまんねぇって。貸してよ」
一人がタオルを少年から奪い取り、ぼくらのアソコに向かってタオルを叩きつけた。「うぅう」プルプルあそこが震えて、ぼくは苦い声をあげる。
そして、ついに限界が来て、ぼくは彼らを睨みつけた。「おお?なんだ小ちん?」挑発的に一年はぼくを睨み返す。
「俊哉くん」熊がボクを止めた。やつらがにたっと笑った。「熊はわかってんな〜。おい、新人。ここでは、小ちんこは俺らの命令に絶対なの〜。逆らったら先輩に言いつけて、もっとキツいお仕置き受けるんだ。そ、この前みたいに、覚えてるだろ?廊下での熊の勃起姿?」
「はっは!あれ俺、写メもってる!」思い出したように彼らは笑い合った。「最後さ、こいつ勃起したまま大泣きしてよ〜。あれ、クラスにバラまきたいよなぁ!」
熊の顔がどんどん赤くなる。ぼくは唾を飲み込んだ。「熊が一番良くわかってんだよな〜どうだ?お前も同じ目にあいたいか?」
ぼくは首を振るしか無かった。「だったら」一年がぼくの頭の上でタオルを絞った。水がぼくの頭の上から体全体に垂れて行く。
「今から二人で仲良く。お互いの体洗い合いな」ぼくは耳を疑った。「何驚いてるんだよ。お前ら、もう、おホモの仲なんだろ?」
3人ぐらいが息をそろえてくすくす笑う。l「早くしろよ」ぼくらは体を洗うタオルを取ろうと、キョロキョロとした。「ばーか。何探してんだ」
一年が面倒くさそうに言う。「手で洗うに決まってんだろ?熊は、新人の。新人は、熊のやつをな」彼らはニタニタと笑っている。ボディーゾープだけを熊に渡した。
手で、熊の体を洗う。背中や首までなら想像できるが、一体どこまでという意味なのだろうか?「じゃあ熊。手に泡立たせろ」一年に従い、熊は手にボディソープの薬をつけ、擦って泡をたたせた。「新人の胸のとこ、洗ってやれよ」
ぼくは顔を引きつらせた。熊はぼくに振り返る。口で「ごめん」とだけ言って、ぼくの胸に手を当てて、泡を付け始めた。なぜか最近、胸はやたら敏感だった。自然と乳首が硬くなっていく。
もちろん熊以外は築いていないようだったが、熊は黙ってぼくの胸を洗い続けた。「ストップ」の合図がでるときには、いつのまにかぼくの乳首はもちろん、小さく垂れた熊と同じ大きさだったあそこは膨らんで、二倍以上の大きさになっていた。「胸で感じ取るぜこいつ〜」
先ほどの濡れたタオルを少年はぼくの硬いアソコに叩きつけた。「変態〜変態〜」水を弾きながら上下にプルプル振動するぼくの勃起したものを全員が笑い飛ばす。それをまったく隠せずに、年下にその状態を晒すのは死ぬほど恥ずかしい物だった。
「まあ、遊びはここまで…と」一年はタオルで叩くのをやめた。ぼくは半分涙目だった。「じゃあ、新人。今度はお前が熊の胸洗え」
ぼくは手に泡を付けて、同じように熊のでかく垂れた胸を洗った。熊はぎゅっと目を瞑って必死に耐えているように見えた。熊はそれほど乳首に感じないのか、それとも相当忍耐力があるのか、熊の乳首はなかなか立たなかった。もちろん、あそこも小さいままだ。一年がイライラしながら、「もっと、強く洗え!」と怒鳴りだした。
ぼくは少し力を強めたが結果は同じだった。ぼくが手を放したときには、熊はほっと一息額の汗を拭いた。「ふざけんな!」その声とともに熊は3人に体を押さえつけられた。顔を床に押し付けられて、体をうつ伏せに押さえつけられる。
ぼくの目の前には、熊の大きなお尻だけが突き出ている。「くまーーー!サービスだぜ、これ。ケツも洗ってもらえるぜ、これで」熊はさすがに必死にばたついた。
「おめーが、胸で勃たせねーからだろ?友達が勃起ってるのに?お前だけフニャフニャでいいと思うなよ、デブ!」「ほら、新人!しゃがんでもっと前来い!もっとだよ!ケツの前にちゃんと座れって!」ぼくは熊のお尻の前に座らせられた。
見えるのは熊のお尻だけではない。言うまでもなく、一番見られて恥ずかしい、お尻の穴と、さらにその下でちょろっと垂れている、熊の金玉の裏側だ。「早く洗えよ!デブ!」ぼくは手に薬をつけて泡立たせる。もう自分でも何がなんだか分からなかった。
目をできるだけ瞑って、熊のでかく柔らかい脂肪だらけのお尻を両手で揉むように洗う。すると突然手は掴まれ穴の近くへと移動させられる。さすがに穴は洗うまいと遠ざけようとしたが、無理矢理指を人差し指掴まれ、熊のお尻の穴の方へと向けられた。
そして…。泡だった指はムニッと言う音とともに、簡単にお尻の中へと入った。熊は「ぶうぅうあ」と声を上げた。
あまりにも豚のような鳴き声だったので、全員が熊をそろって冷やかした。ぼくはさっと、指を抜いたが「もっと入れろ」の声とともに、指を押し込まされた。「こいつら、変態〜〜」
「ホモって言うより、ゲイだよな〜」「熊?気持ちいいか〜?きゃはは」熊は必死に首を振りながら「いやああああだああ」と声を上げ続けた。お尻をプリプリ振って、ぼくの指が抜けるたびに、一年がぼくの指を入れ直す。
さらには、入れた指をくるくると回して刺激しだした。数分後、二人並べて立たされたときには、熊の股間はギンギンに勃起していた。「勃起してもサイズは変わらんな〜」
「ま、熊の方がちょっと太いけどな」「その分エロイんだろ?はは」勃起したぼくらの性器を並べながらそう言われて、ぼくの顔は赤くなった。熊はさんざんやられて、顔を上げれる状態ではなかったので、実際聞いているかさえ分からない。
「ってか、熊のやつ、なんか違うのついてねぇ?」確かに、ぼくの立ったアソコは多少水がついても透明だが、熊の勃ったものの先には少量色の付いたものが見える。すぐにそれが我慢汁だとわかった。
「うっわ〜〜〜きったねえ〜〜」「くっせえ!こいつ!」全員が熊の股間をまじまじと見て鼻を摘んだ。
「ホモダチに、ケツに指入れてもらって嬉しかったんだよな?熊!」笑いながらそう熊は言われて、首を振る事さえ出来なかった。「じゃ、今から新ルールだ」
一年の一人が前に出て来て説明しだした。さきほど、「てっちゃん」と呼ばれた少年だ。「勃起デブのお前らは、お互いのちんこを洗い合え」どっと一同が笑う。
「3分間な。お前らの臭いチンコ洗うんだから、それくらいの時間必要だろ?」彼は笑う。「ただし。もし、なんかドピュッと出ちゃったときには…」全員が顔を見合わせて笑いを堪える。
「この前みたいに、プレート下げて廊下で立ってもらおうか?」「いいねぇ〜。今度は、風呂場で精子出しちゃってごめんなさい、にしとく?」一年は笑い合う。
ぼくは背筋を凍らせた。「じゃあ、お前ら、同時に握れよ」熊はもう観念したのか、全く抵抗無く、ぼくの勃ったものを手で握った。ぼくはびくんと体を反応させたが、時間は許されなかった。
結局ぼくも熊のものを握った。「スタート!」声とともに、ぼくは熊のものを指先でくりくりと洗い始めた。
熊は「んんっ」と声を出して、指に力を入れた。ぼくが今度は、反応する番だ。そしてムカッとしたぼくはさらに熊の物を摩るちからを強める。そうして行くうちに、いつのまにか、ぼくらは、互いの皮を剥き合っていて、上下に強くしこしこと動かしていた。「もっと弱くしてよ・・・熊」
「そっちこそ・・・やめろよ」一年はその状況をまるで映画でも見るように楽しんでいる様子だった。「ほらほら、まだ時間あるぞ〜耐えろ〜」
が、圧倒的に熊の方は不利だった。そもそもお尻にあれだけ指を入れられ、さっきまでは我慢汁まであそこのさきっちょに付いていたのだ。「やめてよ・・・お願・・・い」熊が小さく悲鳴を上げた。見ると熊の顔は青ざめている。
「そっちだって・・・ねぇ、熊」あと、時間は三十秒ほどのとき。が、ぼくももう10秒もつ自信が無い。そう思った時だった。
「お願い・・・・ほんと・・・・出・・・出ちゃ・・・よ」熊がそれだけ言い終えた途端。ピュル!!!ピュル!!!!と、熊のあそこのさきっちょから、白い液体が噴出された。
歓声が上がり、熊は顔をくしゃくしゃにして、恥ずかしそうに俯く。「3分終了〜〜〜。熊〜〜!出ちゃったな〜〜〜」一年が熊の周りに集まった。
熊が出した白い精液をしゃがんで見たりするのもいる。「おっまえ、マジで変態〜〜!」「こんなちっちぇもんから、いっぱい出るよなぁ」
「ってか。このちっこい金玉で、よく精子作れるよな」笑い声は熊を包んで、情けない状態の熊をさらに情けなくして行った。そして、それから数十分後。
ぼくは服を着る事を許されたが、熊は違った。前と同じく廊下の端で、プレートを持って立たされていた。そこには大きく、{風呂で射精してしまいました。ごめんなさいm(_ _)m }と書かれていた。
熊は下半身丸裸で、勃起してはいなかったが。プレートの横に小さく、{皮を剥くと……!?}と書かれている。またしても部屋から出てくる生徒で賑わう廊下で、彼らは革の手袋越しに、熊の性器の皮を剥いて大声を上げた。「こいつ!きったねええ!!」
「見ろこれ!!やべぇ!」熊は何も言わなかった。ぼくはそこから見えないところで、群がる生徒の声だけを聞いていた。熊の皮の中のピンクの部分には精液が固まった白いカスが点々とついていた。
それから数十分後。ぼくは二段ベッドに入って、先に電気を消して横になっていると、ドアが開いて熊が入っているのがわかった。ぼくは二段ベッドの下側だ。熊の足しか見えないけれど、その足取りは重そうだ。
時計はちらっと確認すると、10時40分。熊は結局あの格好で20分以上廊下に立たされていたと思うと、同情の思いでいっぱいになった。あのとき、熊の性器を握る手を、自分がもし弱めれていれば、こんなことにならなかっただろう。
「……お帰り」黙って、熊はジャージに着替えると、二段ベッドの梯子を上って行った。重さでベッドが音を立ててきしむ。「…ごめんね、熊」
熊は何も言わなかった。沈黙だけが流れて行く。「ねぇ、今日の、てっちゃんて呼ばれてた子さ。熊と一緒に虐められてた子?」『まだ、俊哉くんは、気に入られてる方だよ。・・・・ぼくと、てっちゃんなんて、初日から、みんなの前でオナニーさせられたんだ』『てっちゃんってのは、ボクと一緒の一年でね。今は生えたから。。。もういじめられなくなったんだけど。。。僕らの時なんて、泣いても許してもらなかったんだ』『そーいえば、てっちゃんさ、小便してるあいだに、後ろからとび蹴り食らって、下半身べちょべちょになったことも・・』そんな熊とのやり取りを思い出しながら、熊に尋ねる。熊は何も答えなかった。
次の日。早めに起きたものの、上のベッドを見ると、そこに熊の姿はなかった。洗面用具を持ってトイレに行くと、熊はパンツを下ろして、アソコを洗っていた。足を水道代のところにかけて、左手でアソコの皮を捲り、もう右手の指先に水を付けて、ピンクの部分に水を垂らしている。
熊はボクを見ても特に仕草を辞めようとしなかった。「早いね」そういうと、熊はボソッと「笑うなら笑えよ」と呟いた。
ぼくは言葉を詰まらす。「ぼくはどーせ、変態だもん。デブだし、エッチだし、小さいし無毛だし…それに、チンカスつけたまま寝て…汚い豚だもん」「何言ってるの…そんなわけ…」
ぼくがそう言いかけた途端、後ろから笑い声がした。熊はそれに驚き、慌てて足を踏み外す。仰向けに倒れて、洗いかけの下半身やお尻の穴が丸見えになる。一年はまた笑った。「だっせぇ、熊」
「キミさ、てっちゃんって言われてたね?」ぼくはキッと彼の方を振り向いた。「ああ、哲平だよ。だからなんだ?」
「君だってさ、最初は熊といじめられてたんでしょ?なんでこんなことできるの?」彼は熊が慌ててパンツを履く様子を観察しながらのんびりと答えた。「楽しいから」
「はあ?」ぼくは眉をひそめた。「俺は毛も生えたし、とっくに小学生から卒業したんだ。ちっとも成長しないお前らが悪いんだろ」
哲平はそう言って、突然、ぼくの股間を蹴り上げた。急所は外れたが、棒の方にあたり、ぼくは股間を押さえて踞る。「なんで、俺らが熊を集中的に狙うかわかるか?」
彼もしゃがんでボクの耳元で囁いた。「お前は二年だし、どーせ生えるだろ?そんときさ、一緒に熊を集中的に狙えるじゃねーか」ぼくは横目で哲平を睨んだ。
「今はわかんないだろうな?けどな、楽しいって絶対」小さな声だったが、トイレという狭く静かな空間だ。熊に聞こえてないなど、言いきれない。「それと、もひとつ」
哲平は立ち上がって、ぼくらを見下げた。「お前らが、部屋で尿ボトル隠して、やってんの、俺が知ってること忘れんな」熊はその言葉にはっとする。確かに、熊はてっちゃんと考えた案だと言っていた。
「もし、あれバレたらただじゃすまされねーぞ、お前ら」そう言う哲平の表情は満足に満ちた物だった。それから学校だったが、ちっともぼくは授業に集中できなかった。あれから数日間。ぼくと熊との間には何か今までと違った気まずさが流れていた。
同じ部屋にいても、何も話さないし。話したとしてもどれもよそよそしい会話で、必要最低限の事であった。熊のそんな態度を最初に気づいたぼくも、あまり積極的になる気分にはなれなかった。廊下を歩いていると、一年たちに股間を殴られたり、浣腸されたりもしたけど、それ以上はなかった。
ただ、熊にあたっては、寮生徒たちは相変わらず容赦なく、廊下ですれ違うなり、抑えつけて無理矢理下半身を丸裸にさせているのを、たまに目にした。ゲームやおしゃべりに飽きた生徒たちには熊は暇つぶしの玩具にちょうどいいのかもしれない。「返してよ!」
熊が性器をぷらぷらさせながら奪われたパンツを追いかけ、やっと泣き出したところで、生徒たちは満足した表情になり、パンツを熊に投げつけ部屋に戻って行く場合が多かった。そんなある日の夜中。ぼくは寮の表に呼び出された。外は薄暗く。規則の外出時間はとっくに過ぎていたときだった。
外には横井と、数人の一年が並んで立っていた。僕は手招きされ、寮の入り口の反対側のところに足を運んだ。「こいつだよ」
横井が自慢そうに僕とを指差した。そこには2人の女子がいた。隣にある女子寮から、彼女たちも抜け出して来たのだろう。一体何をされるのか…。びくびくしているぼくに片方の女子が声をかけた。
僕は顔をあげた。街灯の小さな明かりが2人の顔を照らす。(え…?)知っている顔だった。いや、知っているというより、クラスの女子だ。確か、雅美といった。クラスでも責任感の強い感じの子である。
そして、そんな僕の血の気の引く顔をみて横井はニヤニヤしている。「どうした、俊哉?顔が青いぞ?」そういって僕と雅美の顔を見比べる。
「何?俊哉くんがどうしたって?面白いの見せてくれるって言うから来たのに。嘘つきね。横井くん」「ほんとだよ。これからだって。俊哉が芸やってくれるんだぜ?」「はあ?」
「待ってよ!それは寮だけだって…約束じゃ」ぼくは焦って声を張り上げた。確かに、これは誰もが守っている暗黙のルールだ。こんなことぼくは絶対学校のみんなに知られなくなかったし。だいたい、寮生徒全体でいじめをしているなんてことも、学校に知れたら寮自体だって危なくなる。
「いいって、大橋先輩には内緒だからな?お前ら」横井が隣の一年に頷きかけた。「そんな…」
「だってさ〜。お前、マジ生意気だもん。お、そうそうそう言う目とか」「………」「え?何、何?どうしたの?喧嘩?」
何も知らない女子たちはおどおどしている。「だいたい、熊が普段からやられてるのに、自分は他人ですみたいな顔しちゃって。マジ許せねえんだよな〜」「……でも」
「いいから、そこにたてよ。そうそう壁のとこ」一年が僕の方を持って、壁に押し付けた。え?という顔を雅美たちがするのを僕は見えた。
僕は壁に向かって立たされた。「ケツ見せろ」「む、無理だよ!」
「早く」「な、何!?どういうこと?」後ろで雅美たちが嬉しそうにキャーキャーはしゃぐ。
「おい、脱がしたれ」横井が一年に指示して、一年が僕のベルトを外しだした。僕は必死に抵抗した。そんな…こんなの…。
今日はよりのよって女子の前だ。雅美たちの笑い声の中、僕のズボンは下がる。小さいパンツが食い込んだお尻が丸見えになる。
「何これ!?」「いやーーーーーーー!!!」雅美たちの悲鳴が僕の背中に刺さる。
「ぴっちぴちパンツだろ?」「ほら、ケツの割れ目も見える、はっはっは」パンツからはみ出たおしりの肉を横井が片手で叩くと女子はいっそう高く声を上げた。
「俊哉の可愛いケツ見たいか?」「えーーー!やめなさいよー!!きゃはは」言葉と裏腹に嬉しそうな雅美の声。
「女って、正直だよな」その言葉とともに、横井が僕のパンツに手をかけた。「お…お願い…やめて」
「え?聞こえない」僕のパンツは下げられた。まん丸のお尻が女子に向けられ、笑い声は響いた。
「やだあ!!」「ほら、俊哉。尻文字やれよ」「え…え?え…」
ぼくはもう涙目で、どうすればいいかもわかない。「早くしろって」「『お尻見ないで〜』って書けば?」
一年たちもくちぐちに言う。「じゃないと、前向かすぜ」僕は顔を赤くした。それだけはだめだ。ただでさえ恐怖で縮こまった性器を見られたくないのに…それを女子になんて…絶対嫌だ。
「早く〜ケツ振れよ!」一年が僕のお尻を手加減なしに叩く。ピシャリピシャリと大きな音がして、雅美たちは大笑いだ。「そ…そんな…そんな…できない…できないもん」
女子の前でお尻を見せるだけでも辛いのに、字を書けなんて…そんなの恥ずかしすぎる。「じゃあ、残念」横井はボクの肩をぎゅっと掴み、僕の正面を女子の方へと向けた。
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