おとなしいメガネの女の子との秘密

ぴゅあらば

高校に入ったとき、大人しそうなメガネの女の子から話しかけられた。 自分で言うのもなんだけど 当時の俺は結構モテた方で、言い寄ってくる女はこの子だけじゃなかったから 突然、別にその子に話しかけられたときも、そのことで違和感は感じなかった。 

俺の周りの女は比較的華やかなのが多かったんだけど 真面目で大人しい感じのその子は、俺の目には異色に写った。 大人しい外見とは裏腹に、妙に人懐っこくて可愛らしいその子は スッと俺の心の中に入りこんで来た。 

普通の子は、俺の趣味とか好きな女のタイプに興味を示すのに その子は、俺の家庭環境や母や父の人柄に興味を示してたから 「変わった子だなあ」と思ってた。 高校時代は、結局その子と俺がどんな関係なのか分からないままだった。

成人式の後しばらくして、 両親から、実はおまえに教えてない親戚もいると言われた。 俺の祖父は政治家だったんだけど 政治家にはありがちな話で、あちこちに妾を作ってたらしい。 祖父の愛人は全部で(家族が把握してるだけで)3人いるそうだ。 いずれも祖父との間に子どもがいて、養育費や生活費はうちの家で持ってるとのこと。 親族の集まりに呼ぶことはできないけど、 祖母や両親は、一応この人たちを親戚として扱ってて、付き合いもあるそうだ。 

子どもの就職の面倒なども祖父は見ており、おかげで政治家の秘書などになった子もいるとのことだった。 隠し子やその子どもたちの就職状況を聞いて、 彼らの就職先が祖父が人脈を広げたい方面に集中してると思った。 妾の子まで自分の人脈拡張に利用する祖父のえげつなさに吐き気がした。 愛人やその子ども、孫に恩を売りつつ、そういうことをするのが更に不快だった。 その中の一人、一番若い愛人との間の子は、 なんと俺と同じ高校で、俺と同級生だったと言う。 名前を聞いたら、なんと俺に話しかけてきたメガネの子だった。 

そういえば高校の頃、その子は唐突に 「あたしのお母さん○田△子て言うんだよ。知ってた?」て俺に言った。 「突然何言ってんた?その子の母親とは会ったことないし、俺が知るわけないだろ?」 と思ってたら その子は、俺がさっぱり話が見えてないことに気づいて 「もしかして、何も聞いてないの?」と驚いてた。 俺が「え?何の話?」と問い詰めたけど、 結局そのとき、その子は事情を説明してくれなかった。 

今思い返すと、そのときのその子は なんとも言えないような悲しい顔してた。 もうちょっと早く教えてくれれば、あの子を悲しませることもなかったのに。 一度その子とキスしてしまったことがある。 彼女の肩を抱いて、唇が触れて、俺の手がその子の胸に手を伸ばそうとしたとき 「やっぱりこれ、しちゃダメなことだから」 と俺のこと拒否ってた。 気持ちは俺の方に向いてるはずなのに、何で拒否るんだろ と、そのときは全く分からなかったけど、 俺たちの関係を聞いて、ようやく彼女の気持ちが分かった。 

生活費を支給してる本家の長男の俺とそんな関係になっちゃったら 仕送り減額されかねないもんな。 彼女にとっては、家庭崩壊に繋がりかねない危険なことだ。 結局、その子とは高校3年間友達のままだった。 成人式後、うちの複雑な家庭事情を聞いてから 俺は、新たに知った親族たちに挨拶に行った。 もちろん、メガネの子の家にも行った。 初めて見るメガネの子の母親は、凄く綺麗な人だった。 「妾」という言葉から、暗い感じの印象を受けてたけど すごく明るくて楽しい、魅力的な人だった。 

うちの祖母は、家柄はいいけど こういう人柄の良さってのに欠けてるんだよね。 祖父も、結婚相手は自分では選べない立場だったから こんな魅力的な人なら、浮気してしまうのもある意味仕方ないのかもしれないと思った。 メガネの子の母親は、俺と一緒に食事してる最中、 俺がパチンコしたことないって言ったら 「じゃあ、社会勉強におばさんが連れてってあげる。 あ、お母さんには内緒だよ?」 と言って、俺をパチンコに連れてってくれた。 スロットやフィーバー機など一通りの台を、隣同士に並んで一緒にプレイしてくれた。 

メガネの子にも会った。 俺は、成人するまでは家の複雑な家庭事情を教えてもらえなかったことを話し 高校の頃、キスしてしまったことを謝り 実はあのとき、メガネの子が好きだったことなどを話した。 その子も俺と同じ気持ちだったらしく、そのことで相当悩んだそうだ。 メガネの子は、某有名女子大を出た後に海外留学し 帰国後、証券マンと結婚した。 俺は、国内有名大学を卒業後、アメリカに渡ってMBAを取り その後、日本の難関国家資格を取って就職し 地盤を引き継ぐために必要なキャリアを懸命に取得中だ。 

先日、ある占い師から 「あなたのお祖母さんとお母さんには、本来、生まれるべきだった子どもが憑いてて その子たちがお母さんたちを見守ってる」 と言われた。 祖母や母が中絶したなんて話は聞いたことないし、 何かの間違いだろうと思って母に聞いたら 母は、実は中絶した過去があると言い、水子たちの健気さに涙を流してた。 

結局、中絶の経緯などは教えてもらえなかった。 母もまた、祖母が中絶した話は聞いたことがないという。 俺の家族は、まだまだ秘密がありそうな一家だけど まあ、それなりに幸せだと思う。 もしそれほど裕福でなかったとしても、やっぱり今の家族がいいと思う。

  • Pocket
  • LINEで送る
ぴゅあらば

コメントを残す

気軽にコメントください。皆様に楽しんでいただくために、個人を特定する内容や誹謗中傷のコメントは削除します。不適切なコメントが続く場合は、概要ユーザのコメントの禁止を行います。



エッチ体験談投稿大募集中!!

みんなのエッチ体験では皆様のエッチ体験談を大募集しています! 現在投稿して頂いた体験談を 1018記事を掲載しています。
どなたでもOK!!素敵な体験談の投稿をお待ちしています!

投稿する

SNSでもご購読できます。