隣の部署に、こっそり憧れてる娘がいました。入社3年目で25歳、痩せ形でおかっぱ頭、眼鏡がよく似合う娘。パソコンを使うのが得意で、データ処理なんかを主に担当しています。名前は、茜さんとしておきます。部署が違うので一緒に仕事をする機会は少ないのですが、たまに話することはあります。大学では文学部にいたようですが、パソコンはもともと趣味で得意だったとのこと。
去年の秋頃、某取引先の偉いさんとの会議がありました。出かけたのは うちの部長と隣の部長、それにデータ管理や秘書代わりとして茜さんも同行したようです。これがあんな事の始まりだとは、そのときの僕には知るよしもありませんでした。
会議のあった日のあとも業務は何事もなかったかのように続きました。その取引先との会議はその後もたびたびあったようで、隣の部長と茜さんの2人でよく出かけていました。ある日、仲間内の飲み会で話していたとき、隣の部長の変な噂を耳にしました。怪しい趣味がある、付き合う相手におかしな人がいる、等その部長は40代で既婚者ですが、プロジェクトを次々成功させてるアグレッシブな人でした。
隣の部署の人の中にはなるべく関わらないようにしたいといっている人もいるとの事。僕は茜さんのことに興味あったので、それとなく彼女が最近どうしてるか聞いてみました。そしたら特に変わったことはないけど、例の取引先に出かけることが多いみたいだよ、って話でした。社内で茜さんに会うと、前のように普通に話をしました。付き合ってくださいとまでは言い出せなかったけど、そのうちどこかに誘えたらくらいは考えていました。
ちょっとした異変を感じるようになったのは、12月に入ったばかりの頃です。茜さんは、たまに暗い表情だったり、落ち着かない様子のことが増えてきました。「急いでますから」と足早に立ち去ったり、メールを確認している姿を たびたび見るようになりました。何かあったのかな、と思いましたが理由は もちろん分かりませんでした。
そんなある日、物品担当の関係で取引先との会議に私も同行することになりました。残念な事にその日は茜さんは同行せず、部長2人に私の3人で出かけました。初めて会ったむこうの部長(西村さんとしておきます)は同じく40代後半で、関西弁でしゃべる人でした。会議は先方の会議室で普通に終わり、そのあと飲みに行こうという話になりました。行った先は こじゃれたバーみたいな所で、部長2人はウィスキーを何杯も飲み続けました。僕は あまり飲めないので、進められてしかたなく水割りを少しずつ口に運んでいました。
そのうち家が遠いうちの部長は先に帰り、僕だけは最後まで付き合うことになりました。西村さんと隣の部長(鈴木さんとしておきます)お酒に弱い僕は、すこし意識が もうろうとして突っ伏しかけた中で残った2人の会話を聞いていました。かすかに耳に入ってきたのは、低い声での会話
鈴木「それで..あの子はあれからどうですか」
西村「うん..ええあんばいやで」
あの子って誰のことだろう・・ぼやけた頭に茜さんのことが浮かんできました
どうして そう思ったのか分かりませんが、たぶん僕が彼女のことを気にしていたからでしょう
西村「ええ素質あるわ…久々の掘り出しもんやな」
鈴木「順調ですか」
西村「最初だけちょっと難儀したけどな…ここまできたらもう問題あらへん」
鈴木「いや、お気にいって頂いて」
会話に割って入ろうと思いましたが、立場上それは控えましたそのうち、会話が終わって帰ろうということになったので。僕もなんとか立ち上がりました。翌朝、目が覚めてからも昨日のことが気になってしょうが。ありませんかといって問いただすわけにも行かず、悶々とした日々を過ごしました。よく考えてみたら、茜さんのことと結びつける根拠は何もないのです。
忘れかけてたある日、その西村部長の所へ予算報告に伺うことになりました。業務が終わる夕方頃、西村部長の所へ出かけました。報告は簡単に済み、そのあと飲みに行こうといわれてまた例のバーへ向かいました。西村部長は はじめ説教じみた仕事の話をずっと続けていましたが、酒が進むにつれて下世話な話に移っていきました。自分の所の女子社員が気が利かないとか、秘書が社長と不倫してるとか、そんな話を延々と聞かされました。ふと思い立って、「隣の部署の茜さんが伺っていますよね、彼女は優秀ですか?」と聞いてみました。
西村さんは ちょっとびっくりした様子でしたが、ニヤニヤしながら「優秀やで…物を覚えんの早いし、従順やし…別嬪さんやしな」なんか嫌な感じでしたが、それ以上詳しくは話してくれませんでした。西村さんは年下の僕しかいないせいか、いつもよりたくさん飲みました。その間なんども携帯が鳴り、その都度仕事の指示を出していました。メールもなんども受け取り、打ち返したり電話で答えたりしていました。僕は もう帰りたいと思い始めましたが、なかなか離してくれません。
そのうち、西村さんはテーブルに突っ伏して眠りこけてしまいました。マスターは いつものことですよ、と言ってタクシーを呼んでくれました。マスターは一緒にタクシーまで西村さんを担いで運び、自宅の住所を運転手さんに教えてくれました。ここはツケになってますから、という事で僕もようやく帰れる事にふと見ると、西村さんの鞄がソファーの上にありました。忘れていったようでしたが、機密書類なんかが入っているかもしれないので店に預けるわけにも生きません。明日返すことにして、その日は僕が預かることになりました。
家へ帰ったのは、12時を回る頃でした。茜さんのことで西村部長が言ってた言葉がどうしても頭から離れません。正直に言うと、少し前から妄想を働かせていました。そんなことあるはずがない、あってほしくないという気持ちと、ひょっとして…というモヤモヤ感疲れて寝たい気持ちでしたが、ふと西村さんの鞄のことが気になりました。開けるのはためらいましたが、横のポケットから店で使っていた携帯が覗いています。悪いことだとは知りつつ、西村さんの携帯を見ずにはいられませんでした。
震える手で着信記録や送信記録を確かめると、社員とのやりとりとの間に不思議な登録名を見つけました「D3-Ak」僕は茜さんのことで頭が一杯になっていたせいか、このAkというのが茜さんのことではとピンときました。僕は茜さんの携帯番号を知らないので、本当にそうか確かめることはできません。それに、本名で登録しないのはどうしてなんだろうと思いました。
D3-Akの送受信日時を見ると、大半が夕方以降、または土日のものでした。遅いときは1時を回っています。ふと思い立って、今度はメールの記録を見てみました。やはりD3-Akとの送受信記録があります。これではっきりする…自分の妄想が外れてくれることを願いながら、メールを開きましたこれらのメールを、最近のものから開いていきました。簡単なやりとりが多く、いまいち要領がつかめません
西村「今夜11時、いつもの所」、
D3-Ak「承知致しました。時間通り伺います」
西村「昨日の命令、ちゃんとやってるか」、
D3-Ak「命令通りにしています」
D3-Ak「仕事が終わるのが8時を回りそうです」、
西村「じゃあ、9時には来なさい」
僕は、もっと前のメールまで遡ってみることにしました
そもそもD3-Akとのやりとりはいつからあるのか、記録を遡ると、11月の始めが最初でしたこの時期も嫌な感じでした。例の会議が始まったのがこの頃だったと思うからです。最初の送信メールは西村部長からのもので、それに対する返信が最初の受信メールでした。その文面を見て、僕は血の気が引く思いでした
西村「茜さん、昨日は楽しかったなあ。仕事だけやったら拉致があかん。仕事の後は、しかっり楽しまんとな」
やっぱりD3-Akは茜さんのことだったようです。
返事は茜「西村部長、昨日は大変失礼致しました。」
調べてみると、この後に電話でのやりとりがあります
その数日後
茜「メールにてお返事致します。土曜の件は、ご遠慮させて頂きます」
翌日
茜「了解しました。9時に伺います」
茜さんは何か弱みでも握られてるんだろうか?そう思うと、何かしてあげなけりゃという気持ちがわいてきます。メールのほとんどは短い文面だったので、これで分かったことは茜さんがOFFのときに何度も西村部長と会っているという事だけでした。沈んだ気持ちで順番にメールを見ていくうち、不思議なことに気づきました。初めの頃は拒絶の文面だった茜さんからのメールが、いつの間にか従順なものに変わっているのです
茜「今夜10時に伺います。楽しみにしています」
茜「申し訳ありません。遅れました償いは土曜にさせて頂きます」
どういう事なんだろうか…その時の僕には知るよしもありませんでしたが、11月下旬のあるメールは僕の脳天を打ち砕きました
西村「命令したこと、ちゃんとやってるか?証拠送り」
茜「はい。ご命令通りにしています」
添付された1枚目の写真は、スカートをたくし上げて下着とパンストをアップにしたものでした2枚目はもう少しアップで、白い下着の縁から何かが覗いています色や形から、どうやらバイブのようでした。
ぼくは完全に血の気が引きました。1枚目の写真に写っているスカートは、間違いなく茜さんも穿いているうちの女子社員の服なのです。放心しながらその写真を眺めた後、もしかしたらデータフォルダに他にも写真があるかもと思い至りました。調べてみると、D3-Akという名前のフォルダが見つかりました。その中には、100枚近い写真が収められていました自分の心臓の音を聞きながら、写真を順番に見ていきましたそこには、スーツを着てバーの入口近くに立っている茜さん例のバーでグラスを持って談笑している茜さん。バーで西村部長に肩を抱かれている茜さん。順を追って見ると、会議の後のできごとが何となく想像できます。
数枚目から、見たことのない店の背景に変わりました。どうやら別のバーへ移動したようでした。さっきの店より暗い感じの、小さなバーのようです。ここから数枚は、ひたすら茜さんを撮った物でした。どうやら2人だけで移動してきた感じです。グラスを持ってうなずいている茜さん顔は紅く、明らかに酔いが回っています。眠そうにしている茜さん自分の腕に突っ伏している茜さん…この状態で、茜さんはどうやって帰ったんだろうか。僕は嫌な予感でいっぱいになりました。
そして、再び背景が変わった数枚目それは、明るい部屋で白いベッドの上に横たえられた茜さんの写真でした。紺のスーツが少し乱れ、眼鏡は取り外されています。目を閉じた茜さんの素顔は、まだ学生でも通用する少女のように見えました。すでに覚悟はできていました。茜さんは、この日西村部長にヤラれたのです。ものすごい敗北感を感じながら、写真を続けて見ていきました。
ブラウスをはだけ、ブラが覗いている写真。スカートも脱がされ、下着だけの写真…数枚後には、何も着ていない全裸の茜さんの姿が収められていました。肌のきめが細かく、ほっそりとしていながら胸はBくらい、それは想像していたより綺麗な身体でした。その後の数枚は、顔や胸、局部をアップで撮ったものでした。薄桃色の乳輪や淡いヘア、サーモンピンクのアソコを指で広げた物までありました。
そして、呆然としてベッドの縁に腰掛けている茜さんこの1枚は、間違いなく行為の後でした。僕は落ち込みながらも他の写真を見ていきました。違う日付で、今度は何かの施設のようでした。既にショックを受けていた僕ですが、ここから先の写真はそれを超える物でした。ベッドに手錠で固定されて裸身を毛箒でなぞられている写真。目隠しもされていますが身体は間違いなく茜さんです。その後の目隠しを撮った写真では、少し顔が紅潮しています。他にも全裸で磔にされて見上げるように撮られた写真、後ろ手で、身体も縄で複雑に縛られた写真。首輪を付けられ、廊下のような所を引かれている写真…場所はどうやらSMホテルのようでした。
茜さんはどうしてこんな事を…初日のことで脅されてるんだろうか。それにしてもあまり強く嫌がってる風にも見えない。僕はすっかり混乱してしまいました。思いついてデータを転送しようと思いましたが、送信記録が残ってしまうとまずいと思い、やめておきました。2,3枚、画面撮りを試みましたが、ぼやけてなんだか分からない写真にしかなりませんでした。
翌日、出社して茜さんの姿を探しました。コピー室にいる茜さんを遠くから見つけましたが、普通に仕事しているだけであの写真の事がまるで嘘みたいです。午後に取引先に連絡を取って、鞄を返しに行きました。僕は西村部長の顔をまともに見れず、会話もドギマギしたものになってしまいました。怪しまれたのは、そのせいだと思います。
数日後、西村部長から僕に連絡が入りました。仕事のことで打ち合わせがあるから、後日来るようにとの事。携帯を見たこともバレたんだろうか…僕は不安になりながら西村部長の部屋を訪れました。部長とは最初、仕事の話をしていましたが、一段落付いたところでやはり聞いてきました
西村「見たんか?」
僕は隠しきれないような気がしたので、「済みません」とひたすら謝りました西村部長はしばらく無言でしたが、そのうち話し始めました
西村「茜ちゃんはな、今わしが奴隷として調教中や。調教って分かるか?」
僕「いえ…」
西村「まあ、分からんでええわ。見たときからこの娘は素質ある思たんや。それでな…示し合わせて2人だけにしてもろうて、いろいろ教えたってる」
僕「嫌がってなかったんですか」
西村「嫌がっとったで…けど最初だけや」
僕「……」
西村「いろんなとこ初めて開発されて、もうすっかりマゾの娘や」
僕「…….」
西村「命令に素直に従うようなったし、最近は自分からねだりよる」
2回目に会ったときが勝負所、西村部長はそう言っていました。軽く酔わせてSMホテルに連れて行き、身体を固定して責めるプレイでたっぷりと教え込んでやったとか。これ以来、茜さんは従順に奴隷になっていったようです。僕は この言葉が信用できませんでした。初回だけは写真をネタに脅すか何かしたんじゃないかと思えたのですけど、仮にそうだったとしても今こんなふうになってるなら、もう本当のことは永遠に分からないでしょう
土曜の夜、西村部長から突然携帯に電話がかかってきました。出てみると、向こうでなにか話し声がします何かしら言い合っている声…西村部長と茜さんだとピンときました
茜「誰?誰にかけてるんですか」
西村「誰やろな…茜ちゃん知ってる人かもな…」
茜「いや!やめて」
西村「ええやんか…聞かしたり」
何かのプレイの最中だということも想像できました。茜さんの喘ぎ声が聞こえます。以下、一部正確ではありませんが僕の妄想力で補完、再現しますw
茜「お願い…いや…」
西村「いややないやろ、ほら…」
茜「いや…う…あっ」
西村「洪水やな…ほんまやらしい娘や…ほれ、自分で言うてみ!」
茜「いや…です…」
西村「言うてみ言うとるんや」
茜「茜は…茜はいやらしい子です…」
西村「ほんで?」
茜「茜は奴隷です(泣声)…もっと…もっと調教してください…」
西村「どうしてほしいんや」
茜「茜に…ご主人様の物をください」
西村「奴隷のくせにおねだりしよるんか」
茜「すみません…」
放心しているとやがて茜さんの激しく逝く声が響き、少ししてから西村部長が再び電話に出ました
西村「どや…わかったやろ……?」「うまいことあつかえば、どんなおなごもこうなるんやで…」
「茜ちゃんはこれからもっともっと調教していくさかい、邪魔したらんたってな」
携帯は切れ、僕の胸には空しさだけが残りました以後も会社で茜さんと会うことはありますけど、挨拶以上の会話はできないままでいます
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