元夫さんから投稿頂いた「愛しき亡き元妻の魂と暮らす俺」。
今日は元妻の命日、娘が孫を連れてやってきて、仏壇に手を合わせた。
元妻と結婚したのが俺26歳、元妻24歳と早かった。
29歳で娘が生まれ、幸せな生活だった。
元妻は、44歳の時にずっと言い寄られていた男にレイプされ、妊娠して堕胎した。
元妻は、汚れてしまったと言って、離婚届を置いて姿を消した。
元妻の身体に残された体液から犯人が特定、逮捕されたが、元妻は自殺していたことが後にわかった。
もう、夫婦じゃなかったけど、俺は元妻の遺骨を預かって、元妻の仏壇と共に暮らしてる。
元妻を失って10年だが、今でも時々元妻の夢を見る。
仄かに香り立つ女の艶かしさ、落ち着いた身のこなし、いい女だった。
昭和の色香に色めき立つ肌、揉みしだけば柔らかく豊かな乳房。
夢中でまぐわう淫奔、妖艶な女の肉にズッポリ浸りきる
燃え盛る欲情の炎に巻かれ、突姦を繰り返す。
揺れ彷徨う元妻の乳房、悦楽の淫水を滴らし、淫乱の舞を披露する。
姦淫の熱に蕩け落ちながら、恍惚の夢を恵んだ。
毎回、元妻を抱いてる夢だ。
元妻の前にも4人の女を抱いたことがある。
2人は若い女で、元の恋人だ。
あとの2人はバイト先のおばちゃんで、美人でもなんでもなったけど、ごく普通の寸胴おばちゃんとハメたら、普段セックスのイメージがわかないおばちゃんのあられもない姿にハマった。
ムチッとした抱き心地が何とも癖になった。
元妻は、そんなおばちゃんの抱き心地に似ていた。
元妻はおばちゃんと言われる四十路を迎えても、おばちゃんじゃなかった。
色気があって、ヤリてーと思わせた。
毎日一緒に暮らしてるのに、ヤリてーと思うんだから、余程俺の好みに合ってたんだと思うし、俺以外の男にだって魅力的だったから、レイプされたんだろう。
元妻は、俺に抱かれるのが大好きだったし、俺以外の男には触れられるのも嫌がってた。
俺は、元妻を失ってからはずっと独りだ。
元妻と長年暮らした家で、元妻の仏壇に祈りをささげ、元妻の思い出と生きてる。
土曜日の午後、昼飯の後片付けをした後、元嫁と散歩したコースを一人で散歩する。
堤防を下るとき、左手を差し出して、
「ああ、お前、居ないんだっけな…」
と、元妻と一緒に居る錯覚になってることに気付く。
家にいるときと散歩コースには、いつも元妻がいる。
きっと、元妻の魂が俺と一緒に歩いてるんだと思う。
この散歩コース以外、例えば職場への通勤の道では元妻は感じない。
家と、散歩コース、元妻に会える場所だ。
堤防を上り、堤内地へ降りて、路地を進むと、木の塀の間、少しカビ臭い昭和の路地の風景、途端の壁にホーローの看板、ボンカレーとオロナミンC、毎回元妻が、
「懐かしいわよね、こういうの昔はいっぱいあったけどね。」
と言ってたのを思い出す。
片寄せ合いながら、セットバックする必要もないほど狭い路地を歩く。
元妻は、時代から取り残されたようなこの路地の風景が好きだった。
今日も、三毛猫と遭遇したが、ここは猫の通り道でもあって、元妻、ネコ好きで目を細めてた。
でも、我が家でネコを飼うことはなかったのは、いずれ死ぬと哀しいからだった。
俺は、汚れた身体で俺に抱かれたくないと離婚して、一人この世を去った元妻を看取ることはできなかったが、元妻という赤の他人になった女を弔うことに、誰も異論を唱えなかった。
やがて、県道を横断、ローカル私鉄の踏切を渡り、駅前の赤提灯の角を曲がって100m歩くと、我が家だ。
ここが今でも、俺と元妻の愛の巣だ…

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コメント一覧 (2件)
泣ける、いい話です…
涙が出ます…