元カノさんから投稿頂いた「あの人が今も住んでる平屋の一戸建て」。
付き合ったのは1年ちょっとだったけど、忘れられない人だ。
人生で二人目の彼氏、凄く私を大切に扱ってくれて、アソコの舐め方もソフトで、くすぐったくなるようなクンニだった。
バイトしながら芸術家やってて、身バレするから何の芸術かは言えないけど、今も売れてないんだろうな。
でも、優しい人で、芯がしっかりしてて、信念を持った人だった。
1年ちょっと付き合ったとき、
「いつまでも俺と居ちゃダメだ。俺は一生独身だから、俺のところに来るのは今日が最後にして、結婚相手探せ。いいな。」
いつか言われるだろうと思っていたけど、ついに言われたなあと思った。
最後のセックス、飛び切り優しかった。
一つに繋がったまま、あまり動かず、抱き合ってずっとキスしてた。
最後の精液、お腹に出されて、ああ、これが最後なんだと思ったら、涙が出てきた。
あの人、精液を拭きながら、
「泣くなよ。頼むからさ…」
って言ってたけど、あの人も涙目だった。
あの人の借りてる平屋の一戸建ての玄関に立ち、
「それじゃあ、私、行くね。さよなら。元気でね。」
「ああ、達者でな。俺のことは忘れて、早く嫁に行け。お前のところにある俺の着替えや下着は処分してくれ。そして、ここには二度と来るんじゃないぞ。いいな。さよなら…」
玄関を閉めて、3分歩くと私鉄の駅があって、そこから電車で新幹線のある駅まで行って、在来線に乗り変えて帰宅した。
そして、部屋にあったあの人用の歯ブラシは捨てて、あの人用のマグカップは新聞紙にくるんで、押入れにしまって、衣類はスーパーの袋に入れて、夜、あの人の玄関の取っ手にぶら下げてきた。
私は、あの人と別れて半年の頃、今の夫に、
「芸術家とは別れたのかい?だったら、俺と付き合ってくれないかな。」
と言われ、あの人が嫁に行けって言ってたなあと、私が幸せな結婚をすることがあの人の幸せなら、この人と付き合ってみようと思って、夫の想いを受け入れた。
夫のセックスは、あの人ほどじゃないけど、優しい方だと思う。
夫はクンニが好きで、いつまでも舐めてる。
恥ずかしいけど、夫が嬉しそうに舐めるから、拒まない。
夫と結婚したのは5年前、私、今年で三十路になった。
私、物置にずっとしまったままの、あの人用のマグカップ、新聞紙から出してみた。
懐かしいマグカップ、あの人、元気かなぁって思い出してる。
あの人もアラフォー、まだ、あの家にいるのかなぁ。
一度だけ、駅で私鉄の改札から出てくるのを見かけたことがあったけど、柱の陰に身を隠して、後姿を見送ってやり過ごして、声は掛けなかった。
なぜかって、私、お腹に子供がいたから。
幸せな結婚をしたことを知らせたいけど、マタニティの姿は見せたくなかった。
去り行く懐かしい後ろ姿に、ただ、さよなら、元気でねって心で呟いた。
あの人にもらった、安物だけど、可愛い指輪、三毛猫のポーチに入れて、大切にしまってある。
思い出、忘れないように、しまってあるよ。
今、二人目の子供が生まれて、いつまでもあの人のことを思ってちゃいけないとは思う。
でも、私にとって、男性として愛してるのは夫だけど、人として愛してるのは、やっぱりあの人だ。
7年前、あの人の家を後にして以来、近づくことはなかったけど、先週土曜日、夫とショッピングモールに行く道すがら、工事してて迂回した道が、あの人の家に続く道だった。
夫は何も知らず、初めて走る道を慎重に、ゆっくり走ってたから、あの人がいる家も、ゆっくり見た。
懐かしい、緑のミラジーノがまだ停まってた。
あの車があるということは、あの人、まだあそこにいるってこと。
何度か助手席に乗って、ファミレスに行ったっけなあ。
速くあの人に、脚光が浴びるときが来るといいな。
そしたら、私は、元カノとして心から嬉しく思える。
あの人がまだあそこで頑張ってることを知って、思い出をカキコ…

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コメント一覧 (3件)
素敵なエピソードでした
ちょっと泣ける…
凄くいい話だなあ