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元カノから来た最後の年賀状を処分して

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元彼さんから投稿頂いた「元カノから来た最後の年賀状を処分して」。

まだ、ラインができる前だから、東日本大震災以前の、社会に出て初めての元カノの話。
その元カノと別れたのは、セックスが終わったら、急に興醒めしたから。


以前は、キスしながら抱き合って、クンニしてフェラして、一つに繋がってもキスして、舌を絡めながら上下で結ばれて、最後、元カノのお腹に射精した後、精液を拭き取ってあげて、暫くベッドでイチャイチャしてた。
ところがあの日、射精するまでは一緒なんだけど、射精しtらなんかスッキリして、精液拭き取ったと、イチャイチャするのが面倒になっってたけど、仕方なくイチャイチャしてた。


元カノのオマンコを広げて、覗き込んで、舐めまくって、興奮してセックスするのは一緒なんだけど、終わった後、早く飲みたいとか、飯食いたいとか、これは良くない傾向だと思った。

性欲が満たされると、食欲に行く、前はそんなことはなかった。
そして、そんなそぶりは見せたつもりはないのに、少しずつ元カノに伝わっていった。
「私とのこと、面倒だと思ってるでしょ。いいよ、無理に付き合ってくれなくても…」
「何言ってるんだよ。そんなことないよ…」
と言ってみたものの、無抜かれてたことを知って、愕然とした。


元カノが嫌いなわけじゃなかったし、好きだったけど、終わると虚しさが漂った。
原因がわからず、苦しかった。

そしてついに、セックスが終わって、元カノが俺の部屋を出て行くとき、
「少し、距離を置かない?暫く会わないでいて、平気だったらそのまま別れよう。会いたくて仕方なくなたら、連絡しよう。そして、その後のこととか、話し合おう。それじゃあ、元気でね。」
「あ、あの…」
一方的に背を向けて、去っていった。
その日の夜、近所の自販機から、ワンカップ買ってきて一人で呑みながら、ホロリと泣いた。

元カノと距離を置いたけど、一週間後、別れて初めて一人で週末を過ごし、ぼんやりとテレビ見て、飯食いに出て、買い物して、夕方帰って、つまみこさえて酒飲んで、一人で寝た。
不思議と、淋しくなかった。
そうやって、一人で過ごす週末に慣れていって、元カノに会いたいとか、連絡入れてみようとか、思わなかった。


その時は、信じられなかったけど、元カノからも連絡ないし、もう、俺たちは元に戻らんのかなあと思ったら、少し寂しかった。
そんな時、ショッピングモールで元カノとバッタリ、一瞬、見つめ合って立ち止まった。
沈黙を破たのは元カノ、
「これ、買ってきたんだ。」
プーマのスニーカーだった。

少しだけお話しようと、モールの反対側の駅前にある居酒屋に入った。
まだ夕方で明るかったけど、あれからどうしていたのか、話した。
元カノは、淋しくなって会いたかったけど、連絡が来ない以上、距離を置いたことを納得したんだろうから、半年間音信普通だったら諦めると決めて、半年後に潔く諦めたと言った。
胸が締め付けられたら、なんだか、元カノが愛しくなって、酔った勢いで口説いた。
そして、元カノと1年ぶりにセックスした。

その時、俺には後に新カノとなる人と巡り合っていたけど、まだ恋愛には発展していなかった。
もう、二度とセックスすることはないだろうと思っていた元カノと、ラブホへ入った。
キスして、クンニとフェラ、そこからしてぎこちなくなってて、もう、決して長く続くことはないだろう元カノとの関係のを感じたら、このセックスの貴重さを感じて、妙に興奮して3発もヤッた。


そして、スッキリした時に襲ってきた、賢者タイムに似たシラケた空気、このときばかりは、俺たちはもう終わってるんだとお互いに感じてて、ホテルを出て別れるとき、
「元気でな。さよなら。」
「さよなら。元気でね。」
と言って、キッパリ別れた。

その後、新カノに告られ、付き合い出した。
元カノと吹っ切れたことが、俺の雰囲気を変えたようで、すぐの男女の関係になった。
あだ、元カノの感触が残っていたから、新カノと元カノの違いを感じた。
どっちがいいとかではなくて、どっちも気持ちいけど、身長やオマンコの位置が違うだけで、こんなに違うのかと思った。


元カノと距離を置いたままだったら、たぶん気づかなかったと思う。
新カノと付き合い始めて半年の頃、駅で元カノを見かけた。
元カノ、若い男と軽く腕を組んで歩いてて、幸せそうだった。

なんだか嬉しくなって、アパートに帰ってから、元カノに、「新彼ができてたみたいで良かったね。俺にも新カノがいるよ。」みたいなメールを送ったんだ。
そしたら、暫くして、「俺さんは誰?」って返信来て、俺、元カノの携帯から消されたことを知った。


別れた元彼は、もう、友達ですらないんだなと悟り、元カノの幸せを祈りながら、元カノをアドレス帳から消した。
その年の年末帰省先し、明けてから戻ると、年賀状が郵便受けに溜まってた。
元カノとの共通の友達からも年賀状が来てて、ふと、元カノも俺が見てるのと同じ年賀状見てるんだろうな、そして、その共通の友達に年賀状送ったんだろうなと思った。

その共通の友達の部屋では、去年のお正月と何ら変わらず、俺からの年賀状と、元カノからの年賀状が、一緒にあるんだと思ったら、なんだかとても切なかった。
今年、俺の部屋に元カノからの年賀状は無くて、元カノの部屋にも俺からの年賀状はないのに…


かつて、その共通の友達よりも、近くに居た元カノは、その時は連絡先さえ消してしまった、誰よりも遠い存在になっていた。
終わってしまった恋愛とは、かくも残酷なものなんだと、思い知った。
そんなことを思い出させる、先週末の出来事があった。

伯父の法事があって、七回忌だったんだが、女房子供は置いて、俺一人で帰省した。
その日は実家に泊めてもらい、親戚と久しぶりに飲んだ。
その時、実家の居間にある茶箪笥の俺用の引き出しがあったのに気づいて、もう、ここを明け渡そうと中身を出したら、古い雑誌やJTBの時刻表に混じって、昔のアドレス帳のコピーが出てきた。


そのアドレス帳のコピーは、古い年賀状をくるんであって、広げてみると、元カノから来た最後の年賀状が出てきた。
元カノと別れた年末、実家を出て大学進学以来、俺宛に来てた年賀状をデータベース化したから、持ち帰ったものだった。
もちろん、データベースには元カノのデータは無かった。

「あけましておめでとう。今年は二人にとっていい年でありますように。」
と書いてあって、俺、ヤバくなって、年賀状を束に戻して、トイレに籠ったら、涙が溢れてきた。
あの年賀状が届いた9か月後に、距離を置こうと言われたことを思い出した。


1年後再会して、元カノは淋しかったけど、連絡が来ないということは連絡したいのは自分だけだから、半年間音信普通だったら諦めると決めて、半年後に潔く諦めたと言ったのを思い出した。
その時の元カノの気持ちを考えたら、切なくなった。
四十路の男が、昔の元カノを想い、トイレで泣くなんて、みっともなかったけど、俺のために身を引いたのは確実だった。
あの頃は、こんなに感傷的にならなかったのは、なぜだろうと思った。

引き出しを明け渡すために、古い雑誌や時刻表と一緒に、年賀状を紙袋に入れて、処分するようにお願いしてきた。
翌日、早めの新幹線で女房子供が待つ家に戻り、駅に降り立ち街並みを眺めた。
「君はまだ、この街のどこかにいるのかな…」
きっと誰かと幸せになって、可愛いお母さんやってるだろう元カノを想った。


ずっと心に秘めた、元カノとの思い出だけど、もう、忘れていかなくちゃと思った。
でも、十数年ぶりに見た元カノから来た最後の年賀状を見て、暫くは元カノとの思い出に浸ろうと思った。
だって、あの年賀状は処分したから、もう、思い出す回数も少なくなっていくだろうから…

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